靖国神社の屋台で食べた、焼きそばがとても美味しかったです。
みんなで食べるのは、遠足塾の大きな楽しみの1つなのですが、その中でもお外で食べたときの記憶は、とても強烈です。
以前、塾で、「子供の頃の幸せな食事の記憶」というお話をされましたが、そういえば子供の頃の1番の幸せな食事の記憶は、父の実家のそばの、キャンプ場でも観光地でもなんでもない、ただの山に家族で入っていって、川で飲み物や果物を冷やしたりして、自然の中で食事した思い出です。
新しく思い出を作ることは、忘れていた過去の記憶を思い出すことにも繋がるんだな。と気付きました。
お家に帰ってから、母に電話して、そういえばそんなことあったねって一緒に笑いました。

遠足塾で、みんなで同じ場所で、同じ体験をして、共有できる思い出とは別に、自分にしかわからない思いというのもあります。
昔からの知り合いと、「そういえば、実はあの時ね、」って自然な流れの中で笑って話すときって、その出来事から、10年くらいは経ってからのことが多い。
今体験してる、いろんなこと、実はあの時・・・って笑いながらたくさんお話できるように、10年も20年もずっとみんなと繋がっていれたらいいなと思いました。

遠足で一緒に歩いたり、お食事したりしていると、セミナーのときは気付けない、その人の優しさとか、何か繊細な感覚に気付くことができます。
すごく些細な仕草だったり、一言だったり、そんな事柄に気付けば気付くほど、ことさら頑張って優しくしようとか、何かしなきゃいけないなんて思う必要はないのだって思えて、とても楽になります。
遠足塾で、みんなと一緒に行動することは、自分にとって一番のお勉強です。

光君が大吉で、何だか嬉しかったです。
一緒に行った仲間が大吉なら、自分は違ってもいいかなって思えるようになりました。
共同体ですね。
今度S君が大吉を引いたら、喜ぼうと思いました。心から。

戦闘機や潜水艦、刀などが並ぶ中で、一か所だけ絵と詩を展示しているコーナーがありました。
そこを見たとき、なんだかほっとしました。
良かった、そこにあってくれて。
芸術って、普段厳しい世界にいる人ほど、本当の価値がわかるのかもしれないなって、ふと思いました。