大人の遠足塾(62)
「伯爵邸で品格を味わう。/小笠原伯爵邸ランチ」
7月7日(日)
KIYOMI
小笠原伯爵の美意識を表現した建物や細工がとても素晴らしかったです。
そして 建物は人から人へ受け継がれ、補修を繰り返して生きていくものだと改めて感じました。
その空間で今日までの建物の歴史を感じながら食べた料理は格別でした。何かエネルギーをいただけた気がします。
ありがとうございました。
灯香
先生と一緒に、小笠原伯爵邸で一緒にお食事をする、その時間の共有が、どれほど私に影響を及ぼしているのだろう。きっと私自身理解できていなくても、すごく私を変えているのではないかな。と思いました。
感化とは、香りで学ぶこと。教えていただいた言葉を思い出しながら、言葉にはならない、雰囲気や佇まいなどを、私の身体が学んでくれたらよいと思いながら、過ごしていました。
灯香
先生が私の先生で、本当に良かったと思います。
伯爵邸のような場所で、きちんとした服装の先生は、相乗効果でますます格好良い。
格好良い人から、私は教わりたい。
ちゃんとした場所で一緒に食事をする相手は、胸の厚みがしっかりしていて、スーツが似合う男性が良い。
そんな男性に釣り合う自分になれるように、外見も内面も、もっと磨こうと思いました。
生きるモチベーションです。
灯香
イスラム風のシガールームが印象に残っています。
煙草や葉巻は、当時トルコやエジプトから入っていたから、そのようなデザインになったと聞き、煙草を吸う行為1つにも、奥行きを感じました。
邸宅のいたるところに、鳥のモチーフがあったり、そのデザイン1つ1つに物語がある。
以前、家具との出会いを大切に、1つ1つ時間をかけて家具を集める。と教えていただいたことを思い出しました。
素適なところに連れて行っていただく度に、自分のお部屋をどうにかしなくては。と思います。
焦らずに、1ヵ月に1か所ずつでも、諦めることなく、地道に楽しんで改善しようと思いました。
灯香
地下のワインセラーに入れて、興奮したし、嬉しかったです。
ひやりと冷たい空気、何本ものワインが並び、その奥には湧き水が溢れ、装飾まである謎の小部屋。
よく映画や小説で見る、地下のワインセラーですが、入るのは、初めてでした。
今まで体験したことのなかった空気を、また1つ身体で知ることができました。
灯香
ちゃんとした場所で、好きな人と、美味しいお食事をいただくと、美味しいという味覚以上の感覚を感じます。
身体中の細胞の1つ1つが、ほわ~と温かく浮き上がってくる感じがするのです。
それは、最高に幸せなことだと思う。私も相手にそう感じでもらえるように、お勉強を続けます。
灯香
最後にデザート3連続が、とても嬉しかったです。
特に2回め、桃のコンポート・フランボワーズとローズのグラニテ、お皿が運ばれてきた瞬間、まず鮮やかなピンク色に気分が高揚し、口にしたときは、喜びのあまり思わず顔が笑ってしまいました。
幸せを心から味わいました。
エミ
お屋敷に近づいた時から緊張が走りました。落ち着かないまま玄関に近づくと中からスタッフに迎え入れられました。前田侯爵邸を思い出させる物々しい雰囲気の待合室に案内され、どうしていいか分からず固まったままでした。
こういった場に慣れるように体験していくという目標ができました。
教養の話ができないと食事も楽しめないと知りました。「繋げるには点が足りない」の言葉が響きました。帰りに郷さくら美術館に寄りました。
吉川
こんな世界があるなんて。
待合室に案内された瞬間から美しさに度肝が抜かれました。
料理も、何やこれ、という味でした。