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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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大人の遠足塾(65)
「写真に写らない写実で、物を見る目が変わる。/ホキ美術館」

10月6日(日)

灯香

とても美味しいレストランでした。
スープも、パスタも、一口、口に入れた瞬間の温度に驚きました。
想像したよりは熱く、思わずはっとする温度。でも、湯気がほかほかで熱すぎる、というわけではない。
すごく美味しい。
そういえば、お店の方は、食事の進み具合をよく見ていらした。
お料理の温度は、とても美味しさにかかわるのだな、熱ければ良いというものでもなく、こんなに美味しい温度が存在するのだな。と驚きました。

灯香

写実で描かれた風景や静物画は、どうして見ていて飽きないのかな。とずっと不思議でした。
昨日のセミナーーと、今日のホキ美術館での体験から、それは自分の記憶を手繰り寄せて味わっているからなのだと気が付きました。
描かれたグラスを見たとき、自分が過去に触れたグラスの重さ、質感、水の温度など、感覚の記憶が蘇る。
描かれた絵を見ているようで、実は過去の自分の記憶を見ている。
写真だと、そこに写っているものは、新しいもの、自分の記憶とは違うものとして感じてしまうから、そこまでリアルに感覚が蘇ることはない。でも、写実絵画の場合は、自分の記憶を味わってしまう。
絵には、記憶を呼び起こし、感情移入させる力があるのかもしれない。
だから写実絵画は、ただ単にリアルという、それ以上にすごいのだと気が付きました。

真治

【写実作家の競合は、写真家ではなく、自身の拘りだ】
現代の写実絵画は、写真に対抗している、と思ってました。
実物を解説して頂き、鑑賞すると、見当違いの解釈であることに気づきました。
写実絵画の作家は、写真の画素数や解像度の進化を全く気にせず、作品を作り続けていました。
写真でも、人の眼でも捉えられない、光・影・水・空気を作品に描いていたからです。

エミ

待ち合わせ場所でチバリーヒルズの話を聞き、スイッチが入りました。色づき始めた桜並木の通りをタクシーで抜ける時は、印象派の世界に迷い込んだ気分でした。
突如現れた無機質な壁の美術館は、中に入ると奥へと吸い込まれてしまう構造の建物でした。
写実絵画は、1人だと、すごいなぁ。の感想で終わっていたと思います。先生の解説で見る鑑賞は、質感や触感まで感じられるので味わい深かったです。男性と女性では、背中を見て感じるものが違うということを知った事が新鮮でした。
展示室と同じ色の等間隔に置かれた丸い椅子の感触、天の川のような照明、全てが調和しており、居心地の良い空間でした。
五感を刺激された後のレストランの食事は、とても豊かな時間でした。
森本草介さんの作品と同じ裸色のデザートが出た時は、ドキッとしました。
じっくり美術館を味わう楽しさを知った遠足塾でした。
先生を真似て、塾生みんなで総武線グリーン車に乗ったのも、余韻に浸れる贅沢な時間でした。

沙織

写実絵画を生で見て、一番驚いたのは絵画の中に居る女性の吐息までを感じるという事です。これは生で見ないと学べないと思いました。また、新しい世界の扉を見つけた喜びを感じる事ができました。

祥子

ホキ美術館は近隣の美術館ということでワークショップに参加しました。写実絵画の緻密な光の表現と実物を観ているような美しい描写に現代美術の素晴らしさと画家の個性を感じる事ができました。中谷先生の解説も違った視点から芸術を鑑賞するいい機会となりました。これからも学芸員資格の生涯学習として美術鑑賞を勉強していきたいと思いました。
食事会も楽しかったです。
ありがとうございました。

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