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大阪校・一流塾(6)
「精神的にも豊かになれる7つの方法」

5月12日(土)

朋子

食事のマナーが同じレベルでないと、付き合い続けるのは難しい。
母が、魚の食べ方に厳しかった。
「まだ、ご馳走さましたら、あかん」と、皿を戻された。
工芸品のごとく、骨を残せるようになった。
厳しかったのは、母が、料理を作るのが好きだったからだと思う。
私も料理が好きなので、いつも行くレストランを決めている。
最後にナプキンで口を拭うとき、今日も奇麗に食べられたと、嬉しくなる。
帰り際に、シェフ・ド・キュイジーヌと、尊敬を込めた握手をして終わる。
オーダー方法も、食べ方も、料理を好きかどうかで、質が決まるのかもしれない。
本当に母は厳しくて、小さな頃は震え上がっていたが、感謝ばかりです。

朋子

京都は銘店が多い。
親戚の和菓子店が、そのままだ。
1、2種類の菓子だけを、300年近く売っている。
でも、茶道家元や、やんごとなき方々が強烈に支持されているので、問題ない。
私は日本画が専門だけれど、絵の具の素材である、鉱物の勉強をしないといけない。
仏教、和歌、古典の物語を知らないと、絵の意味が分からない。
琳派を知らないと、着物の絵がわからない。
捨てたものが、個性になると教わった。
一番辛かったのは、絵を描くために、相愛の人と別れたことだったけれど、号泣しながらでも描く覚悟がついた。
覚悟は、何かを1つ捨てるごとに、強くなった気がする。
何を捨てるか選ぶことで、何を手にしたいのか、いつも確認してきた。
独立して、何かをしたいと迷うことがなかったのは、物心ついた時から、銘店に通ってきたからかもしれない。
1つを美しく見せるためには、他はいらない。
利休の朝顔だ。
大事な花を1輪だけ生けるのが、私は好きなんだ。

朋子

悶々と、独立の覚悟や、ビュッフェのマナーや、銘店について考えていた。
何が違うのかな?と。
私も相談を受ける仕事をしているので、すごく興味がある。
物事の末端だけに捉われて、対処療法的な回答を出してしまうと、結局は相手の悩みを深くしてしまう。
4コマのノートを読み返していて、すべての物事が成熟していく基本は、「リスペクトがあるか?」だと気がついた。
マナーも、一緒に食事をしてくれている相手のリスペクトがないと、気遣いが減る。
私は、友達とも、恋人とも、馴れ合うのが苦手だと思っていた。
でも、ちょっと違う。
「リスペクトがない状態になるのが嫌いだ」だった。
独立も、その仕事へのリスペクトがあることが、大前提だ。
そして、リスペクトの出発は、おそらく興味なのだ。
ただ単に「凄いですね」とは違う。
興味を持って、理解する努力をして、初めて凄さを知る。
横山大観の凄さを感じるのに、15歳から日本画を始めて、30年かかった。
いや、まだまだ、感じ切れていないと思う。
もっと先に、私の知らない大観が待っている。
どこまでも進んでいきたい
大観が受け入れてくれるまで、没入したい。
《生々流転》の秘密を、もっと深く感じたい。
私は大観に興味津々だ。
この状態が、いつか大観の絵を引き寄せるだろう。
運が良いと言われるだろうけど、準備があるのだ。
そういうことか。
霧が晴れた。

榊田未央

運にステップアップの段階があるのだとしたら、あやうく今のところでストップしてしまうところでした。
比較的行動はする方でラッキーなことが多く、良い結果を探すのは得意でした。
ですが週末、塾の振り返りをしてみると、「今、仕事をやりながら、仕事の勉強と塾の復習と習い事は大変」と思ってしまっている自分がいます。
ということは、その外側へいくことが出来ません。
次のステップにいくには、まだまだ波がある自分であることに気が付きました。

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