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大阪校・体験塾(28)
「利休生誕500年記念で、特別公開を逃さない。/大徳寺・聚光院」

11月13日(日)

田村信之

黄梅院さんが、温かかったです。ご住職が臨済宗寺院としてできることを真摯に行われているからこそ、解説される方もあんなに心が通ったお話ができるのだと思いました。

榊田未央

観光客で大賑わいの京都。一体、人はどこへ消えたのだろうと思うほど、雨に濡れた大徳寺さんは美しく静謐でした。観光客は紅葉の名所へ行く。利休さん生誕500年の特別公開で、茶人の気配を感じながら、禅寺の世界観を存分に味わわせて頂きました。

桂子

皆の気づきの深さと広さに、感じ入った。予習は勿論、自習の密度と速度を上げる。未来への指針は、作仏庭のおかげゆえ。紅葉の色合いを帯びた大徳寺は、息を呑むほど美しく。そぼ降る雨の中でも、雨上がりでも。私の中の1位、かもしれない。

榊田未央

解説の方だけでなく、各所でお寺の方からお聞きする言葉遣いが、美しかったです。去り際に「ごめんください」と、上品に言える御婦人になりたい。大徳寺さんで、美しい言葉遣いのお手本を、集めます。

しまぴょん

【黄梅院】
雨に濡れて苔や流れる紋様の白川砂に落ちている紅葉。自然が絵を描いた。
ちはやぶる、、。奇跡的に美しい色合い。
そして一通り回ったあと、通って来た部屋で、説明されるガイドさんの声が聞こえた。
先生が止まって聞いておられる。
すると皆も足を止めて何もきかず、一緒にじっと聞いていた。
ガイドさんの説明の内容や話し方やお声が良かったからだが、
進むでもなく何も聞かず、察している塾生の感性も凄いなあと思った。

タイチョウ

黄梅院を観ているようで、自分の内面を観る機会となった。作仏と自休、新しい言葉を知り、内面を知る手助けになった。参加出来て、とても幸運でした。

しまぴょん

【趣向】
松栄から永徳にいってまた松栄。
雪山から雪解けの川が、池に流れる。
続く。繋ぐ。
襖絵は立体になり、2羽の鳥の視線が絡む。
破頭庭から作仏庭へと流れる、枯山水の輪廻。
白砂と苔の上に落ちた、紅葉の絵。
作り手と見る側の声にならない会話。
一人一人の胸の内に、その人だけの物語。

しまぴょん

【秋霖】
黄梅院の入口の紅葉の樹皮が、雨に濡れて、何ともすべらか。
その一本は、枝を伸びやかに張り、苔の上の落ち葉は掃き清められていた。
熱を帯びた細腰の女性のようで、艶めかしい。

しまぴょん

【冥途への道】
漆塗りの床を永徳の花鳥図が囲む。冬の朝の勤行が聞こえるよう。
金色の襖絵だったなら、床に映えて厳か。
今は今で時の持つ重さが、色に厚みを加え、気高い。
想像させるという付加を持つ、今の在り方は、
年を重ねることの奥行のだしかたを教えてくれる。
まだ残像が浮かんでくる。何度も。

桂子

【「今,ここ」の,その人に】
これからは,耳を傾け,動きを見るようにします。頭ではなく,五感が勝負。

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