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大阪校・創造力塾(1)
「勉強を創造力に変える7つの方法」

3月9日(土)

朋子

言葉によって、ポジションが変わることを、日々痛感しています。
格上のグループに遭遇し、初めて、自分のレベルの低さを知ります。
英語の語彙力が、全然足りていません。
これも勉強したからこそ、知ったことです。
発音の違いも、語彙の違いも、言い回しの絶妙さも、気になります。
明後日から私は、「母親はアメリカ人、父親は英国人、祖父母は香港にも住んでいた英国人」になります。
自我を捨てて没頭しなければ、届かないレベルがあることも、「そこそこの勉強」をして知りました。
「これではダメだ」と。
どうしても欲しいものがある時は、「いいの?」をやらなければ。

朋子

あらゆる行事をキャンセルし、ひたすら数学をしていました。
顰蹙を買いました。
人も傷つけました。
でも、楽しすぎます。
「頭が変なのかな」と不安になりました。
罪悪感と葛藤していたとき、レターで、専門外を学ぶ大切さを教えていただき、心が軽くなりました。
今日も「いいの?」を教えていただきました。
いけるところまで、いってみよう。
数学を学び始めて、専門の芸術の見え方に、大きな変化が起こりました。
作品だけではなく、見えるものすべてに、数学のレイヤーが重なります。
なんて面白いんだろう。
同時に、芸術だけで小さく完成していた世界に安住していたことにも、気がつきました。
小さく完成した世界にいる怖さは、自分では気がつけないことです。
知らないことを、正確に知ることは、自分では難しい。
「なんとなく、知らないことがあるんだろうな」と漠然としている間は、効果のある勉強に繋がりません。
塾に参加して、一番得をするのは、「自分は、〜を知らない」と、具体的に知らない物事を知れることです。
知らないことが多すぎて、時間が足りません。

朋子

塾での勉強は、中谷先生と追いかけっこをしているようで、本当に楽しい。
先生の背中を追い抜かしてやるぞと、いつも全力疾走していました。
「ここまでやった。どないや」と威張ってみても、「あ、それは基本ですよね」と涼しい顔の先生に出会います。
ゴールのない双六で、遊んでもらっていました。
質のいい勉強をするには、質のいい勉強をしている師匠が必要です。
私は、芸術家と呼ばれて終わるのではなく、「思想家でもあった」と呼ばれるまでになりたい。
私の想像を超える、私になりたい。
私の師匠は、宇宙のような、どこまでも無限に広がる人であってほしい。
誰もが憧れる素敵な師匠には、興味がない。
想像もつかない「いいの?」をしていてほしい。
私も、師匠が「あいつ、アホちゃうか」と呆れてくださるような「いいの?」をします。

朋子

日本近代建築史が、見事でした。
10代でミース・ファン・デル・ローエに出会い、建築と美術には境界がないと感じました。
ただ、求められる能力は、建築家の方がはるかに高く、私にとっては、憧れの存在です。
日本の擬洋風建築は、居留地建築だけではなく、錦絵も参考にしていたそうで、日本の建築技術の高さに驚きます。
仏像もそうですが、平面から立体に起こす、日本人の造形の才能は凄い。
日本に影響を与えた第一人者といえば、パッと浮かぶのはジョサイア・コンドルです。
カードのハリスト正教会も、コンドルですね。
やはり、繋がっていく路線図がすごかった。
こうして書き出してくださると、後年までの影響力の強さが、映像としても理解できます。
コンドルの後年の、日本のトップスターといえば、辰野金吾のイメージです。
スコッタ仕上げではない、煉瓦が外壁面に露出しているフリークラシックの、白石のラインの美しさは、今でも気品を失っていません。
仕事柄、片山東熊の建築は馴染みがあります。
この時代は、豪華スターが並んでいるのが、路線図で丸分かり。
最高に楽しい。
コーネル大で学んだ妻木頼黄も好き。

朋子

伊東忠太《真宗信徒生命保険会社》(1912)と同時に、後藤慶二がゴシック調の《豊多摩監獄》(1915)を施工しています。
ぜんぜん作風が違います。
そこから20年も経ないうちに、歴史様式を批判する村野藤吾、空間をダイナミックに使う丹下健三が出てきます。
日本の近代建築史を学んでいると、転覆に次ぐ転覆のイメージで、「掴み所がない」と感じていました。
日本らしい建築ってなんだろう。
先生から、哲学によるアプローチ方法を教えていただき、「あっ」と霧が晴れました。
西田哲学に通じるところがあり、もっと勉強したくなりました。
そうか、意匠ばかりに視点を置いているから、表層に惑わされて、訳がわからなくのだ。
丹下健三は、シェル構造や折衷構造など、構造表現の達人というイメージでしたが、先生のお話を聞いていて、豊かな人間力にも魅了されました。
森美術館の「建築の日本展」が素晴らしくて、「日本の建築」について、私の建築史を再構築している最中です。
この講座に参加できて、なんという幸せ。
知らないことは少ないですが、私も、100点を拾って帰っています。

榊田未央

再構築の仕方のお話が、わかりやすかったです。
この図で、人に理解をしてもらう必要がないことがわかります。
勉強に没頭していいと思うと、うれしくてなりません。
没頭する人はエネルギーがあって、そのエネルギーを全投入できることが才能のように感じました。

早川 泰之

「勉強」とは勉強し直すことが本質と教わり、これまで蓄積してきたものにもっと価値を出していきます。これから没頭の度合いをもっと強くしていきたいです。現代建築史で教わった建築家たちと知り合いになった気がします。これから建築家の言葉を集めていきます。そして、哲学を感じていきます。

いまちゅう

勉強とは知らないことを増やすこと。
勉強をすればするほど、知らないこと・わからないこと が増えていきます。復習がまったく追いつきません。
居心地が悪いと感じている自分がいることに気づきました。ともすれば逃げてしまいそうになります。
先生はそれを楽しんでいます。
そんな先生と同じ空間で勉強をする機会があることが、すごいことだと思います。

日本近代建築史
これまで完全にスルーしていました。
授業の中で何度も訪れたことがある建物がでてきました。
でも何も知らなければ、何も見えていません。
建築が芸術の1つであることを知っていても、どこから手を付けていいのかわからなかったです。
路線図を学んだことで、足がかりができました。

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