大阪校・大人塾(32)
「恥をかくことが恥ずかしくなくなる7つの方法」
9月25日(土)
しまぴょん
【吉野人のイニシエーション】
小学5年の遠足は男の子は大峰山、女の子は大台ケ原だった。一泊。大峰山は修験の聖地で女人禁制。今なら考えられないコース選択。もう伝統的に決まっていた。私は大峰山の西の覗きにかなり憧れていた。崖にロープで巻かれて、突き出され「親に孝行するかッ」と喝を入れられるのだ。神仏というよりは、自然崇拝のイニシエーションに思う。
そうはいっても大台ケ原もいいところで、立ち枯れの樹々や石楠花の名所。1年で400日といわれる日本一雨が降るところである。吉野川の水源。牛石に触ると雨が降るという伝説の石に、みんなで乗って写真を撮ったら、翌日はバケツをひっくり返した雨で立ち往生した。登山用のバスが最寄駅から出ているから、なじみ深い。大人になってから、大台ケ原を登って、松坂に出て焼肉を食べて帰るコースを案内してもらった。当時、軽く考えてジーパンで行き、激しく後悔した。
男だったら山伏で行者&奥駈道案内人になっていた。前世にあったのだ。イスラエルの嘆きの壁で、プレイショールを来て祈る男性の格好は、山伏に激似だった。全てが繋がっているんだなと思う。今世、女なのも意味があるんやな、よーわからんけど。
淋しいことに出身の小学校が廃校に。何かできないか、と今、吉野を調べ直している。幼馴染達が頑張っているから。
本村真里那
「そこまでしなくても」という言葉を安易に使っていたと思った。
優しさで言ったつもりが、人の成長を止めてしまうと思った。
ギリギリで止めてくれる人を持ち、自分も見極めて言えるようになることを目指す。
まずは安易に使わないようにする。