大阪校・教養塾(61)
「言語化力でメンタル力をつける7つの方法」
1月29日(土)
田中裕将
教養がないばかりに、お店や周りの方に迷惑をかけてしまったかもしれません。
次からは、そこに在る物の意味を考え、先生の所作に学びます。
しまぴょん
【阿騎野】
MJマリオットの復習で、『宇陀(阿騎野)』として下さっていたのが嬉しかった。阿騎野は皇族の狩場。
「東(ひむがし)の野に 炎(かぎろひ)の立つ見えて かへりみすれば 月傾きぬ」柿本人麻呂の歌で有名。
あのロビーにいたとき、没我状態だった郷愁が、阿騎野で狩猟をしている時に現れた、山の神の鹿を目撃したストーリーに変わっていく。あれが西陣織とは。
調べると宇陀は郡山城の秀長に滅ぼされた城主の後、織田家が治めていただなんて。歴史って知らないことだらけで本当に面白い。個人的に吉野は文化の交流結界に思っているし、宇陀は昔は交通の要所。今とは全然違う、地理的運命に想いをめぐらすのが楽しい。
榊田未央
次回のテーブル·体験から、①人·②全体のコンセプト·③細部·④マナー」の4つの視点で、予習·復習してみます。
しまぴょん
【煎餅】
お茶席のあのお菓子で煎餅っていうんだ。普通と全然違うけどそういうもんなんかな。あんまりお菓子お菓子してなくて味にも主張がないな。とずっと思っていた。作り方をきいて、なんでざらざらっぽいのかとかよくわかったけれど、そもそもそういうもんだと思うのと、なんでかなって疑問をもつのは姿勢が全く違う。先生が前回勉強の仕方を教えていると強く仰った。その奥があるのかどうかは興味の度合いもあるけれど、こういうことなんだなとわかった。
私が先に書いた歌も、もともとは「東 野炎 立所見而 反見為者 月西渡」
どうやったらそう読み下せるのか、昔の言葉はよくわからないと遮断。全く別の本を読むと賀茂真淵らの研究によって初めて今のよみになり、それまで千年かかっていると書いてあった。
今あるものを享受できることで、何も考えなくなり受け身になった。何にでも歴史はある。全然違うものからそこにヒットしていくのも、数うちゃあたるようなもので、気の長い話だけど貯めるしかないし、好きなものからがんがん行こう。楽しいものしか続かない。