大阪校・映画塾(39)
「映画でセンスがよくなる7つの方法」
11月12日(土)
白石由美
豪華3本立てお腹いっぱいで、夕食をとらないまま福岡へ帰り着きました。
最初の一本目は「痛み」を連想させるので、ずっと見ないでいたものです。
まさかそんなにシャレが効いていたなんて。
平野ノラちゃんは出てくるし、電話を離さない株屋さんも強烈。
そして髪型をかえた中谷先生が、モーニングCROSSでご一緒した湯浅弁護士の
お株を奪うような、髪を振り回すシャウト姿は痛快で忘れられません。
楽譜だと、ずっとずっとアレグロ・モルト
かつて中谷塾で、「しらけ鳥」を踊る先生を見て以来の衝撃でした。
白石由美
二本目には、視野を広げられました。
マイケル・ムーア監督と中谷先生は、
「削り出し方」に技があるのが共通していますね。
そして、予選に落ちた国のエピソードも知りたいです。
三本目は私も大好きな映画です。
好きで好きで、図書館で着ていたあのジャンパスカート
生地を買ってきて、自分で縫ったくらいです。
そして三人で踊るあのシーンは「甲」なんですね。
フレッド・アステア様は、雑誌に載ると切り抜いています。
なのに監督の名前も、ストーリーも覚えていませんでした。
オペラだと指揮者は誰かで決めるのに、
映画だと無頓着。何よりほとんど映画は観ていません。
なので私は映画オペラの時間が楽しみです。
しまぴょん
また、降臨されておられた。誰より乙女な先生。しかもアステアがそこにのっているのだ。
こないだやったばかりの「昼下がりの情事」のテーマ曲が答えられない私達に対する絶望。即ベム扱い。
(絶対出るよなと思いながら、TUTAYAで手を伸ばすのは「武則天」、見たかったんだもん。)
「アンナカレーニナは?」
思い入れの強さゆえ、3回も質問を噛む先生をいまだかつて見たことがあろうか。
「将校に恋をして…。」「あたってるけど。」
(じゃ何?)瞬時に取調室、こわい。。。
先生の中でオードリーは神。メーテルは天女。
たぶん前、新幹線のアナウンスもだったんじゃないかな。
聴くたびに悶えておられたのかな。それは一々大変だなあ。
運命の人の符号の最後1%は声だそうだ。雷に打たれたようになるもんなあ。
最後に「次に見たい映画は?」ときかれ
元気よく笑顔で「少林サッカーっ!」理由なき反抗。
PS.「武則天」よかったら見てください。ファン・ビンビン、チャン・チュンニン美しすぎる。
衣装メイク立ち居振る舞い。東洋人の顔のタイプ別売りの作り方、勉強になります。
しまぴょん
「え?やばっ。」着物で行ったら東京校の山成さんがおられるではないか!
リハビリに丁度いいかなと母の得意分野の着物を送ってもらった。
鉄壁コーデなので帯留めをラインストーンで外したのだった。あーあ。
2コマ目に山成さんの真後ろに座ることに成功!私セレクトの街着にしなくて本当によかった。
私の育った時代の田舎は娘が嫁に行くまでに、母親が黙ってそっと一枚ずつ作りため、
箪笥と一緒にもっていくようなしきたりだった。
正統派で汎用性がきき、面白くはないがきちんとした品物だった。
沢山ではないが、まだ締めてない帯や袖を通してないものもある。
その民族が時代をくぐり、風土で洗われ、独自の動きを美しく見せるのが民族衣装なので
似合わない人はいない。色合わせや柄にDNAが呼応する。
先日「ロスタイムを無難にすごしてどうする」と先生がおっしゃった。
親が死んで見てもらえるのか?と、授業の後そのまま実家に帰った。
すると、今更なのに親が喜んで写真を撮ったことに驚いた。
父に秒殺で「それ、なんど?」と帯留めを指摘された。(宇宙人かと思ってたのに)
山成さんに教室の出口でお逢いした。コートの生地をじっと見た後、半襟の刺繍をほめてくださった。
男性に半襟をほめられたこと自体初めてである。
そして「着物、着てくださいね。」とおっしゃった。
いつの日か、母がくれた蘇州刺繍の半襟のときにお逢いしたいものです。
ごきげんよう。