大阪校・超一流塾(2)
「また会いたいと思ってもらえる7つの方法」
2月9日(土)
朋子
中谷先生の魔法が、尋常ではないレベルです。
幸せな涙があふれました。
教わっていることのすべてが、私の夢を引き寄せてくれています。
私は、超一流の方と接する機会が多いので、小手先の成功法則はいらないと思っていました。
どれほど遠回りに見えても、本物の、本質の部分を教わりたいのです。
中谷先生の教えてくださることは、タクシー乗り場での会話にしても、ただその場面の対応を教えてくださっているのではありません。
超一流の心構え、チャンスの掴み方が、1つの例の中に、いくつも入っています。
ああ、幸せすぎて、復習が進みません。
嬉しい、困った状態です。
必死の努力を恥ずかしがらず、何度でも初心に戻り、反省し、超初級の簡単なことからでいいので一生懸命に学ぶこと。
これが超一流の姿勢だと学べたことも、夢の実現へと、つながりました。
朋子
私の仕事が、あの仕事に向いているとは、目からウロコでした。
言われてみれば、すごい仕事です。
プライベートな空間にも入れますし、顧客様は、そういう方ばかりです。
逆に言えば、信頼を最も大事にしなければいけない仕事ですね。
貴重なお話でした。
小泉信三さんのエピソードも、鳥肌ものでした。
中谷先生に導いていただき、高貴な方とお話させていただく機会も増えました。
敬いつつも、楽しくお話させていただくために、何に気をつけるべきか悩みます。
リーダー教育のあるべき姿を知り、深く感動しました。
甘やかされてダメになるリーダーの例は、経営者のなかにも散見できます。
人に厳しくなるのは簡単ですが、自分の甘えを自覚するのは難しいですね。
私も、自分に一番厳しく、人格を育てていきます。
娘が乗馬が好きなので、危ないと感じた時は、遠くを見なさいと伝えます。
朋子
日本思想史の棚が、鳥肌ものでした。
一流の方とお話しする時に、頻繁に、この棚の人たちのエピソードや名言が出てきます。
超一流塾の必須科目でした。
縁戚であられたり、師弟であったり、ご関係がある場合も珍しくありません。
知っている前提で、お話が進んでいきます。
アメリカでも日本と同じで、高い教養と、芸術への深い理解が、リスペクトの基盤になっていました。
際どい冗談も、毒舌も、完璧な紳士淑女のスタイルと教養、人格を身につけているからこそ、許されます。
中谷先生は、どのようなお話でも、根底に品格と爽やかさがあり、最高のお手本です。
目の前で、お手本を見せていただけるのは、塾ならではの僥倖です。
自由な振る舞いでやってしまうと、ただの無作法者です。
自己流でお手軽に勉強し、できているつもりはアウトです。
即退場にならないよう、正統な、超一流への勉強を続けます。
朋子
本当の財産は、お金や土地ではなく、教養や美意識であると、富豪だった曽祖父の残してくれたものから学びました。
大金を子孫に残すことで、家をダメにした例は枚挙に遑がありません。
ですが教養や美意識を子孫に伝えて、ダメになったとは聞きません。
中谷先生は、私たちに、本物の財産を手渡してくださっています。
先生の、教養や美意識のレベルは高く、ついていくのに必死です。
厳しさに、この程度の努力なんて、したって無駄なんじゃないかと感じることすらあります。
ですが不貞腐れずに、真剣に学んでいれば、財産がどんどん増えていくことを、怖いほど実感しています。
お金や土地と違い、教養や美意識の財産は、いつも人から丸見えです。
だからこそ、身につけば隠しようがないので、豊かさを引き寄せるのだと思いました。
いまちゅう
超一流とは『その場の空気を変えることができる人』。
つい反応的に自分本位の言動が出てしまいます。
少しの想像力を働かせることができない自分が恥ずかしかしいです。
勉強や体験をすることと同時に、ストレスをためないことが大切だと思いました。
日本思想史。
特に石田梅岩の思想に興味を持ちました。
現在のビジネス書に書いていることを、江戸時代に言っていて驚きました。
「二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、自死するやうなこと多かるべし」
「実の商人は、先も立、我も立つことを思うなり」
武道者と武芸者という話がでてきましたが、どちらも行き着く先は同じなのでは?と思いました。
思想家としての岡倉天心。
なぜ彼の弟子たちが、中国に留学して勉強していたのかが、腑に落ちました。
芸術家、思想家、この2つの軸から天心を知ることで、自分の中で固定化されました。
思想があって、芸術が生まれると考えると、芸術品を見るだけでなく作者の思想も同じくらい大切だと思いました。
そういえば、先月やった現代アートも背景に哲学があったことを今、思い出しました。
朋子
近江聖人の中江藤樹が入るとは。
中谷先生らしい棚で、ほっこりしました。
私も「孝」の精神を大切にします。
日本思想の棚の、おさらいをしていました。
知行合一を実践しなければ、先生の前に座っているだけの人ですよね。
まだ知識も、実践力も、ぜんぜん足りません。
二宮尊徳の秋茄子の話を見つけて、知識と実践の大切さを学びました。
「いいこと知った」で終わらない、深い考えと、優れた実行力が、冷害から人を救ったそうです。
藤樹書院の「学舎座右銘」も、素敵でした。
師匠孝行とは、教えを利用して自分の欲を満たしたり、師匠に気に入られることを喜びとするのではなく、学びを生かし、立派な人物になることでしょう。
復習していたら、小泉信三氏の、
「日本の国土は自然によって与えられたものではない。長い年月の間に我々の祖先が手を加え造りあげ、我々に伝えてきたものである。土地の開墾、耕作、道路、橋、ダム、港湾…有形のものばかりではない。宗教、道徳、制度、風俗、学問、芸術、その総てを含む日本の文化。これこそ我々が祖先から受け継いで子孫に伝える最も大切なものである」
との言葉を見つけました。
皇太子殿下に「ご自分でお拾い下さい」と教育された覚悟が、この言葉からも、伝わってきます。
どのような時も倦まずに精進し、未来の人へお役に立てる人物を目指すことが、私にとっての、師匠孝行のように思います。
朋子
復習で、本居宣長『うひ山ぶみ』から、
「詮ずるところ学問は、ただ年月長く倦まずおこたらずして、はげみにつとむるぞ肝要」
という言葉を見つけました。
私はいつも、10年後のために、今すべき勉強を計画して、実践しています。
これから10年間先のために、今日の教養の勉強を、コツコツ積み上げていきます。
焦りそうになると、『小学』の「寧静致遠」の言葉に諌められ、今できることに集中しています。
手っ取り早い小手先は、私の仕事では、いけません。
鈴木大拙もコツコツ派でした。
禅の研究は、50歳から本格的に取り組んだそうです。
私も「もう遅い」と言い訳しないで、書や水墨画も、積極的に取り組んでいきます。
師匠への敬愛と、日々の学びがあれば、充実した10年になるでしょう。
榊田未央
学校時代、テスト前はノートづくり→徹夜で暗記の繰り返しでした。しかも、だいたいノートは完成しません。
中谷塾では、授業が終わった時点でノートが完成してるので、暗記用のカンペをダッシュで作れば残りの2週間暗記に集中できます。ノートをまとめ直さなくてよい有り難さと、いかに授業が整理されているのか、今更ながらに思い知ります。
榊田未央
路線図の暗記は、単なる暗記ではないと気付きました。
キーワードには、精神が凝縮されています。勉強を実践するにはちゃぶ台をひっくり返すくらいの柔軟性が必要だし(中江藤樹)、戦士ではなくリーダーなるためには勉強が必要で、その学び方もアウトプットが前提になります(山鹿素行)。日本思想史を覚えることは、思想家の精神を体に染み込ませることだと思いました。
朋子
先生にお任せするのではなく、自分でも、
より効果的な授業にしていく工夫を考えていました。
岡田昭人さんの『オックスフォードの教え方』を読んでいて、
チュートリアル制度が「中谷塾と同じだ」と気づきました。
授業の最後に、気づいたことを発言できます。
感想欄で、授業で教わったことの分析、自分の考えたことを、先生へ提出できます。
中谷先生が、感想をしっかりと読んでくださっていることは、レターで伺いました。
授業中にも感じます。
イェール大学でも、上級生によるチュートリアルの時間が多いとか。
通常の受講以外に、1日に6〜8時間費やすそうです。
上級生になると、チュートリアルで指導的な立場になります。
自然と、教える側の意識で勉強するようになり、成績も向上します。
イェール大生が、日本の学生との違いを、
「日本の学生は、アルバイトや恋愛の話が多い。友達同士の議論が少ない。ディスカッションに慣れているイェールの学生は、友達同士で、政治や自然環境の議論を頻繁にしている」
と指摘していました。
授業の最後に、誰も発言しないのは、もったいないと感じます。
貴重な場をいただいていると感謝しています。