シュートしたときのボールの美しさのため、ゴールネットにこだわるということに驚きました。
そこは点数に全く関係がなく、改善しても勝敗には関係のない部分です。
芸術点が加算されることはない。それなのにこだわるということに、とても驚きました。
何も考えずに観ていましたが、直接点数やお金に関係のない、細かな部分に注目して、美しさにまで高めている人達が、たくさんいるのだと気が付きました。
芸術点という視点で私の日常を眺めたら、マイナスだらけで嫌になりました。
意識すれば、良くなるはず。少しづつ、芸術点上げていきます。

「先生なら、こうするかな。」は当たっていなくて良いということに驚きました。
今まで、先生がどうされるかは、私にはわかるはずがないと思って、考えていませんでした。
想像しても、外れていたら意味がないと。
でも、当たっているかどうかではなく、普段の自分と違う視点を手に入れることが目的だとすれば、「先生ならこうするかな。」はとても有効な考えだと思いました。
それによって導き出される答えは、大抵の場合、今の私にとって、一番やりたくない大変な答えだからです。
「先生なら、こうするかな。」を考えるようになってしまいました。どうしましょう。逃げられません。

「先生なら、こうするかな。」が一番やりたくない大変な方向と書いてから気が付いたことは、「自分の行きたいほう」は、結局のところ、個性でもなんでもなく、ただ楽なほうだということでした。
個性といいつつ、楽をすることへの言い訳にしていたに過ぎなくて、今まで納得できなかった、「自分」はいらないという言葉の意味が、なんとなく掴めたような気がします。