幇間稽古では自主性は育たない。
すると教えられた分だけしか成長しないので、いつまでたっても劣化コピー品しか作ることができない。
自ら試行錯誤する経験が必要だ。
今まで自分は、口を開けて食べさせてもらうようにお客様扱いを求めていたんだなぁと深く反省しました。
自分は褒められると伸びるタイプと思っていた時は、そこまで上達したいわけではなく褒められたかっただけですね。

いつも、自分が頭に描く完成形を、現実に早く見たくて、途中を焦って雑にしてしまいます。
植木屋さんなら、早く木を伐りたい。鋏持ちたい。
運転係、ちゃんとやれているつもり。でもできる人の視点からみたら、まだまだ足りないところがたくさんある。
まずは、どうやったらやるべきことに気付けるか。
次に私の場合、気付いたら実行に移せるか。ということがあります。
気付いても、そこまでやらなくていいんじゃないか、おせっかいじゃないか、ってまた相手にどう思われるかと考え始めると、また固くなってぎこちなくなる、タイミング外してしまう。
断られること前提で、気付いたことは口に出したり、行動に移していければ、もっと自由に軽くなれると思いました。

私の頭の中では「普通そんなこと言ってくれなきゃわからないわよ。」とか「普通そこまでしないでしょう。」って、何かを否定するときに「普通」という単語がよく出てくるなあと気付きました。
「普通・・・」という言葉が心に浮かんだときは、自分の意識を変えられる、今までの自分とは違う行動ができる可能性を示している箇所なのだな。と思いました。

壁の果たす役割の話に、報われた。
理不尽の壁を畏れず、互いの成長を信じ続けたい。
そして、自分を進化させる工夫をさらに、学びたい。
もう、新しい年がもうやって来たようだ。