教養塾(18)
「芸術を味わえるようになる7つの方法」
12月16日(土)
黒岩 寛史
教養塾で学ぶようになり、美術館へ足を運ぶことが多くなりました。
なんとなく、絵画の筆のタッチ、色づかいなどに興味を持つようになりました。
営業先の得意先に飾られている絵画の話で盛り上がるようにもなりました。
いつも貴重なことを教えて頂き、ありがとうございます。
灯香
絵に描かれた内容を理解するには、歴史や当時の状況も把握する必要があり、たった1枚の絵すら、私がちゃんと理解できるのはいつになるのかしらと思ってしまいます。
歴史について少し学ぶごとに、今の私はなんて恵まれているのかなと思う。
教養を身につけるほどに、謙虚に、そして感謝できる人になれるのだろうと思いました。
灯香
先生が、絵と、その絵を描いた芸術家の人生を教えてくれるせいか、作品を見ることで、人間を好きになっていくような気がします。
そんな思いで描いていたのか、そんな経験をしていたのか、そんな世界を見ていたのか、その結果、今私の前にあるこの作品。
絵は、ただの絵ではなく、1枚の絵の重さに、今頃気が付いて驚いている私です。
直子
とても刺激的な授業でした。
大学生の頃は単位を取るために美術史を聴いていたので、かなりのことが忘却のかなたへ行っており、大人になって先生のお話を聴くようになってから、学生の頃はもったいないことをしたなと改めて思います。
文学や芸術の面白味はその作家の人生を知ることにあると私は思います。
今回のご紹介の中でバーニー・フュークスさんの作品を知ることができ、美しさに惹かれて一昨日展覧会に行って参りました。
ゆっくりと鑑賞できる環境で略歴も読むことができました。
元々音楽家を目指していたのに若くして右手指3本を失い、同じ芸術である画家に転向。
私だったらどうしただろうか。
バーニーさんのように這い上がり、このように美しい絵を左手で描くまでの不屈な精神が持てただろうかと思うと感慨深いものがありました。
作品の美しさは本当のバランスを超えたところにあり、バーニーさんは現実を描いているようでいて、実は色とタッチとバランスで脚色したドラマを演出し、観る者はドラマでありながら微睡に誘われるような穏やかさも同時に持つことができます。
先生のセミナーに行くことによって、このような画家を知ることができてとても嬉しいです。
ありがとうございました。