映画塾(39)
「映画を通して文化の香りを身にまとう7つの方法」
10月29日(土)
灯香
完璧で隙のないヒーローと、今日お話ししてくださったようなヒーローと、どちらに惹かれるか、どちらと付き合いたいかといわれたら、後者です。
完璧なヒーローは、理想の人で終わりますが、今日のヒーローはリアルに愛せる。
愛されたいと思うと、どうしても完璧にならなきゃ、ダメなとこ見せないようにしなきゃって思ってしまうけれど、これって少し違うかなと最近思うようになりました。
今日のヒーローが、自分のダメなところを、全く隠すことなく見せることができるのも、いざとなったら無茶苦茶強い、戦える自分を知っているからでもあると思うので、自分の弱いところ、ダメなところを自分で受け入れて必要以上に良く見せようとせず、そのうえで自分の強みを伸ばしていけたら、魅力的な人になれるのではないかと思いました。
灯香
正義とか一直線に言われると、正直なんか疲れます。
今日のヒーローのセリフみたいに、自分の中の悪を多少でも認めているような会話は、リラックスできる。
その思いがあるので、ミス・インターナショナルでのスピーチを聞いていたときは、私って汚れているのかな。とふと思ってしまいました。
でも、あの場所にふさわしく、求められる役割というのはあるわけです。
素の自分がどうあれ、少なくとも、役割として求められたときに完璧にできたなら、それはとてもかっこいい事だなと思いました。
灯香
よく映画でみるあれ、ヒーロージャンプっていうのですね、名前があることが、とてもおかしかった。
確かに、あれはとても格好よい。
マトリックスのトリニティの、バイクからのヒーロージャンプは、何度でも見たい。
でもあれ、膝にくるんだよね。なんてセリフから、みんなが「わお」って言うくらい格好良く見せることは、誰にとっても大変で、素のまま、努力しないまま美しいなんてことはなく、映画でもミス・インターナショナルでも、美しく見せるには、ものすごい練習・鍛えることが、必要なのだと思いました。
エミ
先生の美術館の周り方を聞いて、自分の時間の使い方の生温さを知りました。山種美術館に行きました。美しすぎて涙が止まりませんでした。鍋島焼がカンカンと音しそうだよっと聞いていたから余計に深く感動したのかもしれません。