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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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映画塾(43)
「映画を通してセンスを学ぶ7つの方法」

2月26日(日)

稲垣桃子

映画塾に向かうまで、歩きながら落ち込んでいたので、映画塾が楽しくて助かりました。
落ち込んでいた内容は、現実と非現実とどちらにいるのかわからない自分でした。
正に、今日の映画塾でのお話にあったことと一致して、もっと非現実らしきところに進んだほうが、自分にはよいのだろうかと考え込んでいます。

「恋人たちの予感」は、昔、ビデオに録画して何度も何度も観た大好きな映画です。
にもかかわらず、レストランのシーンの落ちを聞くまで思い出せませんでした。
他の皆さんの博識さと反応の良さに、驚くばかりです。
中谷先生はきっと私を指名しないと自信がありながらも、いつも自分が指名されたらどうしようとビクビクしています。
中谷先生と他の皆さんの軽妙なやり取りを見ながら、異次元にとんでしまっている私です。

灯香

「leap」という言葉から、私は、別の自分に意識が変わるような状態を想像します。
「強くなれるかな」と自分自身に問いかけたとき、先生なら、「なればいいだけだ」と答えるだろうなと思いました。
どうして、「なる」ではなく、「なれるかな」で時間をかけてしまうのか、結局今の自分が居心地良いからです。
そんなことを考えたときに思い浮かんだのは、昨日ブルガリで出会ったスタッフの方です。
ネックレスを試しにつけてみたいのですがとお願いしたら、とても感じよく対応してくださり、購入できるわけではないのですがと言った私に、「見るだけでも、元気がでますからね、いつでもどうぞ。」と微笑み、丁寧に時間をかけてくださった。
甘えていないで、強くならなくては、優しくしてくださった方に申し訳ないし、いつまでたっても恩返しができない。
「跳ぶ」というのは、私には、今までの自分を捨てることのように感じられました。

エミ

ドロシーの「共同作業を薄めたくないから止める」という言葉がささった。教室の片付けの時の音楽が映画のエンドロールのようで何度も反芻して味わった。帰り道も余韻に浸っていた。味わい深い映画塾って本当にいいですね。

灯香

作品は、言葉にならない感情を伝えるための、手段だと思っていました。
だから、感情を理解しようとしていたのですが、そもそも定義が間違っていたようです。
驚かせること・考えさせることを目的としているとは、思ってもいませんでした。
抑えられない感情の出口ではなく、問題というか、お題を差し出すだなんて、芸術家というのは、私には想像もできないほど、とても自立している人なのだなと思いました。
感情を理解するのではなく、意図を理解したほうが、近づけるような気がしました。

しまぴょん

leapと聞いてずーっと頭に浮かんでいたのは
20代の頃夢中で読んだカルロス・カスタネダ『呪師に成る』シリーズ。
アメリカ人の文化人類学者がメキシコの呪術師に弟子入りして体験したことを書いた話で
どの本かのラストが、修行の一環で崖から飛び降りるシーンで終わるのだ。気になってしょうがない。
きっとこの映画を作った人たちも大なり小なり影響をうけているんじゃないかなあ。
書くということは題材的にも制約がかなりあるし、個人的なスピな体感を共有するって不可能に近いのに、
私にはめちゃくちゃ面白かった。どこかにある真理を探したいのは本能のように思う。
 運命の人を愛して添い遂げたいと想うのも本能で、ドロシーのように自分の半分な人と一緒に作り上げる人生って
なんて素敵なんだろう。どこかに自分を理解してくれる人がいることは絶対安心の境地。信じるではたりなくて
体半分その人そのものという感覚がいいな。

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