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映画塾(45)
「映画の見方が深くなる7つの方法」

4月29日(土)

灯香

映画の衣装と聞かれて、「ラマン」の少女の帽子が思い浮かんだのか、自分でも不思議でした。
ラマンの少女、存在の耐えられない軽さのサビナ、メンズライクな帽子を被る女性は、一癖も二癖もありそうで、私の中に強烈な印象を残しています。
男性でも、ディック・トレイシーのシルエットや、インディジョーンズ、やはり印象的です。
インディ・ジョーンズで1番記憶に残っているのは、壁が天井から音を立てて降りてきて、床を転がりギリギリセーフですり抜けたときに、帽子が落ちて残ってしまった、それを手を伸ばして掴み取った次の瞬間、ドーンと壁が地面につくシーンです。
そんなに大切なものなんだ。ということを、無意識に感じて、不思議だったのだと思う。
帽子は、印象的です。
その人の分身アイテムとして、私がとらえていることがわかって、面白かったです。
私も、格好よく帽子を被ってみたいと思いました。

灯香

グレース・ケリーの生涯を聞いて、どうしてこんな大変なことを選んだのかな。と不思議に感じました。
デメリットを全て理解してから、そしてあえてその対象を選んだときに、本当に私は選んだと言えると思うし、「自分で選んだ」というからには、ある程度どうなるか予測はついていたのだと思う。
そこで、選んだ後にどうすべきかは納得できても、そもそもなんで選んだのかという疑問が湧いてきました。
きっと、やりたいとかそんな気持ちではなく、大変でやりたくない気もするけれど、何だか自分がやらなくてはいけないような気が、強烈にしてしまったんじゃないかと思いました。
自分の美学とか、表現したい何かに、そのポジションが必要というか、合っていたのかと思う。
やはり、外見ではなく、内面があったからこそ、お姫さまが在ったのだと思いました。

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