見えない銀座を知る機会に恵まれて、有り難いです。

月光荘が色と音楽のサロンだったことに、日本の文化人のレベルの高さを知った。前回、先生がお話して下さってから、気になる気持ちが抑えられなくなった。月のはなれの階段は、引き返すなら今かなという思いがよぎる瞬間があったけれど、音楽が聴こえてきた世界は、別世界だった。ここで、当時語り合い、夜にはグラスをくゆらしていたんだと思ったら、ぐっときて鼻がツンとなった。知らない銀座の奥の深さをまた知ることができて、とても嬉しかった。

先生のどんな体験も路線図にしてしまう。その気づきの多さと追究力に圧倒される。自分も「体験を言語化する」を課題に日々行っていく。銀座の老舗の路線図から、今まで勉強した人や物との繋がりを知る。そのたびに、ワクワクドキドキする。予習を体験するのがさらに楽しみである。