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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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東京校体験塾(22)
「伝統と革新に触れることで、感性は刺激される。/ATELIER MUJI GINZA&壹番館洋服店&東急プラザ銀座」

2月20日(日)

佳葉

壱番館の渡辺さんと、銀座ヴォーグの原さんの空気感が、とても似ていました。インスタントでない、長いスパンで人と関係を築かれる方のお顔は、厳しく、優しいです。オーダーメイドで、最初は値が張っても作り変えながら長く着る方が、解いて染め直したりするより、ずっと環境にいいという渡辺さんの言葉に、リサイクルに出していた行為を、考えさせれました。

佳葉

無印良品が、テーマパークでした。私は、ここに何があるという現象でしか見れないので、皆は、どこに着目して、どう感じて、何を言葉にしているんだろう、と観察しました。理屈でなく、いろんな記憶と結びつけて、テンションがあがると、キラキラした表情が伝染することが、わかりました。

寺崎貴宏

 老舗で過ごして、衣服や被服に思いやりの気持ちを持つことは、
身近な人に思いやりの気持ちを持つことに繋がると気づきました。
 身の回りの物も人も一緒に長く暮らす中で、
思いやりの気持ちを持って接します。

寺崎貴宏

 工芸品など作品に大いに感動することと日頃、美しいものに多く接してきたことは、
密接に関係していることに気づきました。

しまぴょん

【気持ちをすくい取る】
集合前に一人で見ていると楽しくなかった。なので先生の場の持っていき方の観察ができた。郷土玩具品の展示見学は、先生とリズミカルで品よく受け止める法子さんがいて、成立した気がする。平松さんの説明で4コマ漫画の説明が、綿密な取材とチームワークで成り立っているのを知る。辞めたイラストレーターでなくデザイナーさんとの仕事は、ブランドや組織でなく、人となりで繋がっているのがすごくいい。そのデザイナーの方の感性も凄い。場所の対象年齢が広すぎる。ストーリーを深く汲み取る力と、説明する能力と、解りやすく視覚的に表現する力は別物。説明を聞かないとわからなかった企画意図。大人も作品に触ってしまっていて、それを止めに行った平松さんが、注意でなく説明をされているのを、先生が見ておられた。
 お父さんが亡くなってから家業を継ぎ、遺影に話しかけながらの玩具作りで、父の凄さを知る、という制作説明の4コママンガに、先生のハートウォーミングスイッチが入り、頭の中で既に、ショートムービーが流れておられる。良品計画の企画会議に勝手にさりげなく入ったつもりが、目立ちまくっている幻が見えた。
 福缶の頂きものの「だるまに色が塗れない」と1時間で6回位仰っていた。トトさんに最初拾ってもらえず、もう一回チャレンジしたあの言葉が聞こえる。「こどもはしつこい」かいらしい。

しまぴょん

【時間空間を超える】
銀座で、先生がいて、無印で、レトルトカレーを選んでいる。
シュチュエーションが信じられない。
レトルトカレー製造元の経営の変遷を、琵琶法師のように語っている先生が、何だか今までで一番優しい。
 参加できなかったテーブル跡地を巡礼するのも楽しい修行。
本日はパレスH也。そして皇居を守る南朝の英雄、楠木正成公に逢いに行く。
ランチに、窓の外のテラス席に雀がやってきたことで、サーブして下さった越野さんと会話が盛り上がる。
おひとりさまの時はピークを避け少し前にずらすのがコツ。
 ついでに京都近代美術館でめっちゃよかった上野リチが三菱一号館に。女子に是非おススメ。

法子

銀座は奥が深い。またまた違う世界が広がりました。ATELIER MUJI GINZAの伝統工芸品の展示が圧巻で、日本全国を旅した錯覚に陥りました。一つ一つ見ているとワクワク楽しく、自分一人では気付かないことも、皆で話しながら見ると新たな発見がありました。調べたいことにも出会えました。壹番館洋服店さんの、螺旋階段を上がった2階には生地のバリエーションが素晴らしく、試着室がゴージャス。まるで異国に来たようでした。何より渡辺さんのお話が興味深く、時間を忘れてしまうほどでした。東急プラザ銀座の屋上庭園から見る景色は、新たな銀座の一面を見ました。

しまぴょん

【壱番館洋服店】
銀座の老舗の重たい扉を、魔法使いが開いてくれる。ご自分の人生で。
 500年生欅の一枚板のカウンターでお仕事をされていた。千鳥格子のジャケット、髪型と髪の色、眼鏡のセレクト。お洒落。奥のトルソーの着ているフロックコートの美しいシルエットに目が釘付け。ずうっと見ていたい。立ちあがった衿の小ささ。ふっくらしたタイのふくらみ。息をしているような布地。微妙な色のコントラスト。後ろの優美な螺旋階段を背に、美しさでその空間が完璧。
 アメリカ在住経験あり、こちらイギリス、ほんで吉野。と相手には意味不明の内輪ネタ他己紹介にウケる。先生独特の和ませ方、大国と肩を並べる誇り高き吉野人に満足。
 2階のアトリエに通してくださる。映画で見るオートクチュールのサロン。大量の布地のストックが整然と並ぶ。女性がコートのオーダーをされるとのこと。昔に北京で購入されたという天井の黒に塗りなおされた彫刻の文様が素敵すぎる。香雪美術館で見た堆黒という中国漆器のよう。同じように窓も。
 話されるお客様とのエピソードも、螺旋階段の絨毯の色まで好きだった。

しまぴょん

【銀座ボーグ】
終わってから行こうと思っていた。以心伝珍。連れて行ってくださって大喜び。作りかけの帽子のこの後の工程を質問したら、原社長が作業中の帽子の糸をひっぱって切ってまで教えてくださった。ひやひやした先生が路線図に、やったらあかんこととまとめられるだろう。そもそも出来上がって並ぶ、同じレベルのものしか見ていない。作業工程を知ることで、手間や手のかけどころがわかり、ものを安易に扱わなくなる。
 販売する店舗部分と工房の一体化に驚く。切り離す必要はないけど、普通は集中したいはずで、人がお好きなんだろうなと感じた。帽子は人が被るものだし、会話の中でその人の装いの着地点を瞬時に探されるのだろう。
 先生が、もうひとりで来れるでしょ。とエレベーターの中で呟くように仰った。

タイチョウ

中谷先生と渡辺さんの共通点は、長いスパンで、人に向き合う事です。長期視点で、取り組むから物語が生まれる。スーツも勉強も、一人で悩むより一流の方に見て貰ってアドバイスを貰った方が早い。人との付き合い方を学んだ回でした。

法子

多くの作品が陳列している時、先生は「〇〇さんは、どれが好き」と尋ねられる。それに応えようと、漠然と見ていた物が、自分の側に引きつけられ真剣な眼差しに変わる。青山でピカソの陶芸のお皿を見た時もそうだった。それと同様、多くの歌があったら「自分は、カラオケでどの曲を歌うか」と自分事に引きつける発想をしていく。

しまぴょん

【声】
そのあと汐留美術館に行った。『未来へつなぐ陶芸伝統工芸のチカラ展』エントランスに説明映像。何故工芸を応援するかとの幸之助翁の思想の説明が流れていた。その中に『製品は工芸品のように精密に正確であること。親切味、情味、奥床しさ、ゆとりの多分に含まれたるもの』とあった。声も晩年のお顔も関西弁も深すぎるお辞儀も大好き。奥床しさが含まれているところに唸る。恥じらいというかシャイというかそこがお茶目。
 先生も斜め下を向いてぼそっと呟く時は、人見知りや好き嫌いがでて素で微笑んでおられる。私はハスキーな声が好き。声の中の吐息に慈愛の波長が含まれている気がする。幸之助さん、一人さんはその典型。先生の声はハスキーではないけど色気のある声。授業を聞いた後は、私が楽な感じになっていると、敏感な真理那さんに言われたことがある。
 声は人そのもの。言葉もどこを切ってもその人そのもの。初対面でしょっちゅう、友人に雰囲気が似ていると言われる。顔の時も多い。癒されるような人に会うのもいいけれど、自分がそういう人でありたい。まずは明るく軽めの挨拶。

しまぴょん

【変わらないこと】
ヒールで歩き回って足が超痛い。合う靴がない。やっと見つけても撤退してたり。足型を取ってもらって私は指が短いとのこと。無いはずである。つくるものも日本人に多い、広い甲の横幅で合わせていくから。
 15年前に背広の生地で女性用のジャケットを作っている方がいて、気に入って、流行を追わない形のものが残り、愛用している。久々に訪ねたが、同じ型のものはなかった。
 渡辺社長がパターンを毎回CADで読み取って残している。手間でしょうがない。と笑って仰る。普通は最初一回だそう。トイレ掃除も自らなさる。いつもそこにあるのは安心。信頼の技術品質がブランド。残して続ける。つくったイメージでなく人が体現し、滲み出てしまうものを感じている。自分はどうのなか、その場にあう振る舞いか。日常は。身が引き締まる。
 師匠の口癖は、特別にしない。だった。

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