ホテルでタクシーに乗るときに、「空が青くなってきた」とホッとしたのもつかの間。
タクシーを降りたときから波乱含みで始まりましたね。
みんな一緒の電車に乗れてよかった。
慣れ親しんだ電車と慣れ親しんだ景色なのに、
体験塾で来ると、こんなに違って見えるのかと、ずっと驚きながら歩いていました。
高浜虚子の句碑・釈迦如来坐像の前でお札が入らない・中国風の屋根に触れる・池の水がきれい・木彫の龍の眼に金が入っている、なんて、散歩に来た時にはわからない。
森林浴の場所と思っていた植物公園だって、バラ園と大温室の取り合わせの妙から始まって、バラの色の味わい方、大温室の植物の見方まで教わったので、年パス買っても大丈夫だと思いました。
いよいよ甘味。「雀のお宿」で腰をおろせるとわかったとたんに、眠くなり始めました。
だから、控えめにアイスコーヒーとくず餅。窓から入ってくる涼しい風で心地よくなり、私は半分寝てました。
いっつも前を素通りしてたお店だけど、今度また冷やしぜんざいを食べに行こうっと。

【動画ではなく、静止画からエネルギーをもらう】
国宝・寺院・植物といった動かない方々を、こちらは歩き回って鑑賞＆観賞しました。
夏場の体験塾は、一人で汗びっしょりになり、周りの方に気を遣わせてしまいます。
動かないのが本業の方々は、国宝から熱帯植物に至るまで、涼しい顔をしていました。
動かず・動じずで、相手に安心感と元気を与えることに気づきました、

遠くからみえる先生にご挨拶しようとした瞬間、｢こんにちは｣と通り過ぎてしまわれました。
最初から最後まで失敗だらけで、あたふたしっ放しでした。
反省して出直します。

中谷先生が植物公園のバラ園を歩かれている風景は、フランス映画のワンシーンの様で、
ウットリと見惚れておりました。
私も先生の様にバラ園を美しく歩けるようになる、という目標ができました。

お茶処では、場違いな私が先生の正面席になってしまい、完全にフリーズしておりました。
｢富山の薬売り｣のお話を伺って、幕末の日本と同じ事が、今度はグローバルで起きようとしていて、
それはこの先どんなに時代が変わっても、人類が不死身でない限り続くのだろうと考えました。