東京校体験塾(32)
「銀座で、ご主人に出会う。/『萬年堂』樋口喜之さん」
11月20日(日)
寿々喜
「美味しい」と思ったら手が止まらなくなるのを,「味わう」に変える。ご一緒した方々との「今ここ」を満喫し,この時期限定の和菓子で,新栗をたっぷり味わう。「栗がなぜ年中食べられるか」の理由も伺えた。「萬年堂」を書かれた殿村藍田氏は,七賢人のお一人。「ゑり善」の河東碧梧桐氏と共に,書道でつながる。
佳葉
練りたてわらび餅の温度に驚きました。水羊羹のようにひんやりでもなく、ぜんざいのように湯気が続くわけでもなく、熱さと冷たさとの中間、とも違う。あたたかい、ぬるいとも違う。面白いのは、くゆる中で、さらに温度がどんどん変わっていくことでした。まさに生き物、この一瞬一瞬のうつろいを味わえることが、樋口さんが練って下さったわらび餅でした。萬年堂は茶室でした。
寺崎貴宏
店内でできたての和菓子と抹茶を味わい、ゆったりと過ごせた時間が僕の心の栄養になることを実感しました。
タイチョウ
樋口氏から直接、和菓子と器のお話を聴けたので、美味しい和菓子が、さらに最高になりました。
出来たての蕨餅は、時と共に触感が変化するのが新鮮でした。
日比谷公園で見たもみじ、萬年堂の生菓子のもみじも美しかった。
東京でも、普段見られない綺麗なもみじに出会えて嬉しかった。
四つ葉のクローバーと亀の吉兆にも、中谷先生のおかげ様で気付けました。
やっぱり、予想以上の素晴らしい回でした。
佳葉
さっと写真を出される先生のスピード力を目にして、整理と準備が、流れに与える影響を学びました。
法子
体験塾で学んだ会話を、日常でも活かせるようにしていく。例えば、いいなと思った器について感想を述べる。すると、そこからご主人やお店の方との会話が始まり、お店への思いやこだわりを伺うことができる。今まで、いかに自分がもったいないことをしていたかに気づかされた。御菓子やお茶をいただくだけでなく、そこにいる皆で、その場の空気、設え、茶器を五官をつかって味わう。それを会話で共有できる喜び、楽しさを感じた。中谷塾で、それができることに幸福感を感じるとともに、日常で一歩でも近づけるように行動していく。