東京校・体験塾(36)
「丸の内が、凄いアート街に変身している。/丸の内アート巡り」
2月19日(日)
清美
今日の途中参加のために法子さん事前に立ち寄り先を教えて頂き、おまけに路線図まで送っていただきました。
おかげですんなり先生の話が入ってきました。
今日の目標は、人の通る邪魔をしないこと。
はしゃいで道路を横並びしないようにしましたが、
お店の中は気になるものばかりで自分の後が意識出来ませんでした。おしりが通路を塞いでいたかもしれません。
アナザージャパンでは、知らなかった関東地方の工芸品や面白いものを皆でお話出来ました。私は県の形の木製品が欲しいです。知育玩具に最高、大人になっても県の面積感覚を忘れないかも知れません。
TSUTAYAのブックストアでは本から聞こえる声で過ごしたくなりました。
ソノアイダ有楽町、ここでは若い方の感性に刺激を受けました。藤元明さん、山口塁さん、もう一方のお話が聞けました。アートに言葉はいらないと思っていましたが、感じて言葉にした作家さんのお話はすんなり受け入れられました。
とても勉強されている方々とお話出来て貴重な時間でした。
言葉で上手く表現出来ないことに引け目を感じていますが、彼らのおかげで、自分で縛っていた感性が解けたような気がします。自分の中のアートを再開します。
このような場を作ってくださりありがとうございました。
ともこ
階段を降りて先生とお会いした瞬間、映画のワンシーンにタイムスリップした気がしました。
不意の出会いに備えて、改めてちゃんとしなければと実感しました。
法子
資生堂パーラーから出発して、行く先々で、塾生と出会う。「先生によるサプライズ?」と思われるほどの、うれしい偶然が2回もあった。アナザージャパンでは、先生が、学生さんに「こんな風に商品を紹介するといいよ」とさりげなくアドバイスされていたのが、心に残った。「桐のコーヒーキャニスターと米びつ」が、あの日を境に売れ行きが良くなったという報告が近々寄せられるに違いない。自分も揃えて欲しくなった。47都道府県の「面積」に注目した「ロゴ」や「木製の県ブロック」がユニークで、面白い発想だと思った。これで、私達も話が大いに弾み、日本を再発見した。ふらりと入った「グッドデザイン賞」の詩の謎解きを考えたり、丸の内ストリートの少女の顔の変化に皆で驚いたりと、実に楽しかった。「ソノアイダ有楽町」では、佳葉ちゃんが下見をしてくれたおかげで、アーティストさんに「作品を創る行程や思い」を直接伺うことができた。それもあり、大竹伸朗さんからの流れで、抽象画を見るのが楽しくなってきた。ビルの窓の隙間に、ハーモニカを縦に4つ並べて貼り付け、「街のビル風」を集音されたという。その音が、空気を含んだ、高くきれいな音でまるでα波のようで驚いた。予想をはるかに上回る体験塾で、得難い体験ができた。時間がオーバーしてしまい、先生には感謝の念でいっぱいです。
佳葉
ソノアイダ#新有楽町のエネルギーな揺さぶられて、日をまたいでも、何も手につかずでした。初めて製作中のアトリエに入り、作品を目の前にアーティストに直接話を伺えたこと。目に見えない生きづらさや不条理を、あらゆる文脈のアートを通して可視化し、丸ごと受け止め、作品に昇華し、相手を動かす現実が目の前にあったことが理由でした。頭が固い私には、自由である切り口に、じわじわきました。ソノアイダの発起人で、リサイクルをペインティングにする藤元明さん、占領下の銀座を再現する山口塁さん、喪失と再生を、人間の皮膚と衣服や靴と対峙させる池田杏利さん。池田さんの靴の作品は、靴は生活も性格も全て現れる故に、リアルで、締め付けられました。山口さんの話を皆で聞いていると、横で藤元さんが「面白いよね」「3人いる時に来れてよかったね」とおっしゃってくださり、仕事場にお邪魔している申し訳なさを、薄めてくださいまいました。
佳葉
先生と藤元さんの会話が濃かったです。実家の匂いがすること、現代アートはどこで終わらせるかが難しいこと、置いて描いた後、縦に置くと印象が変わること。作家同士の会話でした。私は下見に行きながら、紹介もままならず、場をよくするための紹介が、課題です。
佳葉
「アナザー・ジャパン」に向かう途中が楽しいです。東京の中心部の再開発エリアにできた東京トーチテラスの子供遊具に、「昔、ここに座っていたのはサラリーマンだったよね」「あのビルの角の曲がり具合が、昭和だよね」など、目の前のことを、共有するのが、楽しいです。「目的地」と「途中」に境目はなく、境目は、自分が作っていました。
アナザー・ジャパンのハイライトは、学生さんが商品開発した水面に浮かべるフラワーキャンドルでした。「インスタ映えを考えた」の声に、「ここに売ってる器に入れてアップした写真を、横に置いてもいいよね。」と、先生は一緒にお店を作っていました。学生さんの目がキラキラしていました。あの後、ネイルサロンに置くのもいいかも、と思いました。仕上がりの写真に添える花を、キャンドルに変えても、ネイルアートが映えそうです。次、伝えます。商品と非売品が混在しているのも楽しく、都道府県の木彫り北海道がNo.1でした。