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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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東京校体験塾(51)
「炎上した展覧会は、必見。見て、自分で感じる。/大吉原展in東京藝術大学大学美術館」

5月19日(日)

佳葉

吉原の実力主義は、シビアかつ男女平等でした。美しい花魁の文字には、滲みでた教養と覚悟がありました。酸いも甘いも噛み分けた人生に、突き動かされました。描かれた浮世絵女性への先生の眼差しと声が、どこまでも優しかったです。引き込まれました。

雅子

 この大吉原展に、多くの人たちは何に惹かれるのだろう。
女性の裸の絵など一枚もない。
私の場合、中谷先生の話を聞かないと、ただの着物を着た
女性の絵にしかならなかった。
 この世界でも教養が必要だと知って、深く頷くばかり。
力のある男性はそういう女性を求めていたとわかり、
新たな気付きを得ました。
 やはり、どの世界でもどの時代でも、知性、教養、社交性は
必要不可欠な要素でした。
 外見も中身も両方磨いていた当時の女性たちからパワーを
もらいました。

法子

吉原について全然知らなかったことに気づきました。展示物の説明を先生から伺うことで、はじめて吉原の文化を知りました。自国の文化を正しく知ることが、今をよりよく生きる一歩であると感じました。もっと学んでいきます。

たかはし

「大吉原展の絵」
吉原は日本橋がまだ湿地でヨシの野原だった頃に作られた遊郭街。
江戸が発展するにつれ、将軍様の鼻先に花街があるのは如何なものかということになり、綱吉の頃に浅草に引っ越しをして新吉原となった。これがいわゆる吉原だ(少々ややこしい)。幕府に協力して移転する代わりに、広大な土地と資金、自治権が与えられた。
吉原で働く女性に難しい事情があることは江戸の人たちは理解していた。人工都市で男性比率が高いことと相まって、高い芸と知識で身をたてる女性達に対し、憧れこそあれ(海外のように)見下すことはなかったようだ。
知的で美しい女性と、粋と贅の限りを費やした場所だからこそ、それらを書き留めた沢山の絵画が残ったのだろう。

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