東京校・体験塾(7)
「紅葉の富士を背景に、芸術に包まれる。/岡田美術館」
11月8日(日)
タイチョウ
美術館のデパートか、総合商社のイメージです。
5階建ての美術館ですが、1階部分を味わうのに、最低30分は必要です。体験塾の高速モードでの鑑賞でありながらです。一人で見たら、3階の途中で閉館のお知らせを聞いていたかもしれない。
前日の中谷塾で習った青銅器が、勉強したから愉しかったです。中国の焼物史のおかげで、焼物も味わえました。
風・刻の風神雷神の大きさ、見事さは、生で見た人のご褒美ですね。
足湯カフェは、今回入れなかったけど、これは再び来なさいという神様のお導きです。
今度は、足湯に浸かりながら、風・刻をじっくり鑑賞します。
東京校の体験塾メンバーの帰りの動きが凄かった。小涌円からバスに乗り、3分~5分しか無い、乗り換えの時間を次々にクリアして2時間足らずで、東京に戻る。皆、素早い、素晴らしい。今回で、箱根での実地感覚が掴めたので、甘味を食べても余裕のある乗り換えのプランと案内が出来そうです。
富士屋ホテルのプリンやアップルパイ、足湯カフェのお汁粉は次回以降のお楽しみです。
帰りのバス停で見た、赤く染まる空は、幻想的で美しかった。
真治
【美術作品は、濃淡をつけるのではなく、全濃で鑑賞する】
岡田美術館の全作品を、2時間半かけて、解説していただきました。
終始、濃い説明のおかげで、座学と実践の足りない部分に気づきました。
勉強すると素通りできなくなる、を実感しました。
教養の現在地を確認する美術館が、また一つ増えました。
桂子
馴染みの展覧会の3倍ほどある展示品を、中谷先生の解説付きで拝見していくという贅沢。
「三十六歌仙図屏風」by若冲と、巻物の春画が面白かったです。
お庭を歩いているときに聞こえてきた「いのしし捕獲」に関するアナウンスは、さすが箱根。
紅葉と夕焼けに染まる箱根の山に囲まれて、
ゆったりまったりバスを待つ時間も,贅沢でしたね。
エミ
初めて訪れた時は、味わえなくて30分で終わりました。今回は、2時間半、全作品を先生の解説付で味わいつくしました。
習いそびれたゾーンも、面白がる塾生が側にいるから、面白いと思えてきます。
誰と行くかが大切です。
その誰かになるために、面白がるを磨きます。
また特別な場所ができました。
佳葉
岡田美術館は、常設展、企画展の枠組みを超えた宝物館でした。どこの部屋でも、先生は作品に話しかけられ、作品も先生に、嬉しそうに答えていました。作品は鑑賞する人の力量で、見せる表情が違うことを初めて目にできました。
勉強したい事は、小出しでなく、一気にやってきます。
勉強は楽しい。ひとつひとつ復習していきます。
法子
「出たー!!」と青銅器のあるフロアで思わず叫ぶ。写真で見るより案外小さかった饕餮文爵。青銅器の文様を探すのが楽しい。これも予習&路線図&中谷先生の解説のおかげ。中国焼き物史は路線図が頭に入るまで、窯と時代と色を関連させて今後ももっと見ていきたい。五彩・三彩は色の数ではないことを知る。屏風の描き方が西洋と日本で違うこと。日本人にとっては当たり前に見ていることが、欧米人にとっては違和感があることを知り驚く。岡田美術館の存在を知り、箱根に来る楽しみが増えました。次回は足湯カフェでくつろぎながら、風・刻の迫力を味わいます。