これから琳派について勉強していくときに、とても重要なことを教えていただいたと思います。
膨大な量を教えていただきましたが、そのおかげで、琳派の流れが私の中に入りました。
骨組みを教えていただいたので、あとは自分で細かいところは勉強し、その枠の中に入れていけばよいだけです。
得た知識を、自分の頭の中の地図上に置くことができると、とても楽しいです。
そのためには、全体の流れが頭の中になくてはならず、先生がまず先に美術史を勉強しなさいと仰るのも、そういう事なのだろうと思いました。

ルドンについて知ったら、目の絵が可愛らしく見えてきました。
どんな思いでこの絵を描いたのか知ることで、絵に興味が沸いてきます。
まるで、この絵がドアになり、ルドンの心の中とやり取りできる感じです。
それまでは、ただの奇妙な絵だったのに、不思議です。
絵を味わうには、作者について知ることも必要だと思いました。

池田長発の人生を知ることで、好きになりました。
そして、彼が生きた時代の出来事にも興味が沸いてきました。
先生がいつも、人を教えてくださるのは、そういうことかと思いました。
学校では学ばなかった、すごい人が、たくさんいる事に気が付きました。