学生の頃は、自分から１番前に座るなんて、ありえませんでした。
後ろの隅が好きでしたが、先生によっては、そこからあてる先生もいるので、あまり良い席ではありません。
今思えば、その先生は優しかったのだと思いますが。
でも大人になったら、後ろに座っていては、相手にされないだけ、自分から前に行かなくては、置いて行かれるだけ。
最前列真ん中の席に座ると、胆力がつくというのも、子供のように可愛がられるのではなく、冷や汗かいてメンタル強くなる場所なのだな。と思いました。

お金持ちになりたいですか。との問いに、「はい。なりたいです」と答えたとき、先生が「すばらしい。」と仰ったその一言が、なんだかとても爽やかな響きで、スッキリしました。
本当に言葉というものは、言う人と、言い方に左右されるもので、お金持ちになりたいとか、なりなさいとか、似た言葉だけなら飽きるほど両親からも聞いてきましたが、なんだかスッキリしませんでした。
それはきっと、お金が欲しいと思いながら、使うことには罪悪感を感じていたり、稼げていない自分に卑屈になったり、お金に対しての明るいだけではない、いろいろな感情が含まれていることを、言葉の響きの中に感じていたのだと思いますし、そして自分の中にもそんな感情は確かにあるのだと思う。
お金持ちの人は、お金に対して、そして自分自身に対して明るいと思います。
「すばらしい。」その一言を聞けて、良かったな。と思いました。