金運塾(73)
「スキマをチャンスにする7つの方法」
3月17日(土)
飯岡 啓朗
「会話は,デザインよ」(コシノジュンコ)
コシノジュンコさんの会話の話が面白かった。
率直に言うと,私も中谷先生やコシノさんのように粋な会話ができるようになりたい。
私は予備校講師なので,サラリーマンではない。
だから私には,上司はいない。部下もいない。
予備校にも,理事とかエライ人はいるけど,業務委託契約なので別に上司ではない。
実力がなければすぐにクビだが,人間関係だけでいうと,非常に気楽な仕事である。
そこで困ったのが,会社勤めの人とはとにかく話が合わないことである。
時々,私が軽はずみなことを言うのでドン引きされることがある。
しかし,私からするとこの人たちの言っていることがよくわからない。
会社勤めと,私のようなフリーランスではここまで考え方が違うのかと痛感する。
中谷先生は,「たくさんコミニュケーションをして失敗していくこと。人がガッカリする言葉を知っておくこと」と言っていた。
今度は,もっとうまく言おうと思う。
飯岡 啓朗
「安物買いの銭失い」
中谷先生は,「受験で出る言葉は哲学系が多いが,世の中で必要なのは文化系の言葉。その人がどれだけ文化的な生活をしているか」と言っていた。
「卯の花腐し」「蛙の目借時」などの言葉は中谷塾に来なければまず知ることができなかった言葉である。
知らない人は,一生知ることができないだろう。
中谷先生が漢字テストで出す言葉は,季節に関する言葉も多い。
私が,今危機的に感じていることは,10代・20代の時よりも1年が過ぎるのが速くなっていることである。
原因の一つは,季節を感じる感性が鈍くなっていることだと気づいた。
でも,「蛙の目借時」(春の陽気で眠たくなる時期のこと)という言葉を知っているだけで「ああ,もうそんな季節か。こうしちゃいられない」という気持ちになる。
中谷先生が私より,時間がゆっくり過ぎているのは季節の言葉や料理を多く知っているからだと思う。
私は,中谷塾がまだ渋谷のシダックスでやっていたころから通っている。
なので,塾生の中ではかなり初期のメンバーだと思う。
昔のメンバーの中にはもう来なくなってしまった人もいるが,時間がある限り通い続けるべきだと思う。
こうした言葉は,10個や20個知った程度ではどうにもならない。
何年間も継続して学び続けないと意味がない。
途中でやめてしまったらそれこそ「安物買いの銭失い」である。
私は予備校講師なのでそれだけは分かる。
焼鳥恵
効率化を図る為に社会が私たちが得たものと失ったものに気付かされた。
「料理は文化芸術であり、幸福に繋がる学習である」
先生が示されたこの視点で世の中を見渡せば、幸福に繋がる(情緒を豊かにする)学びは、何と多いことか。人は、成長進化できるチャンスと向かいあっている事実も先生は、気付かせてくださた。
そして、そのチャンスをつかむのもつかませるのも愛だと、先生は、語ってくださった。
現場での目の当たりにしてきた「失われたもの」に寄り添った実践を理論に基づいて振り返り学ぶことが「感謝」を行動に移すことだと思った。
「感謝」だけで終わりにしたくない思いも、また湧き上がってきた。
灯香
小さな言葉で相手を大きく傷つけるようなことを、たくさんしてきたなと思います。
相手の好意を無にするような言葉、それは結局のところ、拗ねていてもっとかまってほしいだけだったり、単純に優しさに甘えていたり、とにかくただ私は子供だったのだ、愛を乞う側だったのだと思いました。
それでは恋愛どころか、全ての人間関係が上手くいくはずがない。
私の言葉で、あの人は傷つくはずはない、なぜなら私のことをあの人はそんなに思ってはいないから。と考えていたなんて、とても私はひねくれていたと思う。
その人を大切にしたかったら、何よりも、自分が発する言葉に気を配るべきなのだと気が付きました。
以前映画塾で、相手にひどいことを言えば言うほどお金が出るランプのお話をしてくれたとき、ひどいセリフを考えられるのは、優しいからだよ。と仰った先生の言葉を今でも覚えています。
灯香
先生が、コシノジュンコさんとご一緒のときに、ジュンコさんを見て学ぶとか、自分はこう動くべきだったかと考えるというのを聞いて、先生でもそうなんだと驚きました。
私は、あのときもっとこうすれば良かった、全く何度やってもできないんだからと、自分に腹立たしいときがよくあります。
でも先生でも、私とはレベルは違えど、学習の日々なのですから、きっと、あのときもっとこう動けばよかったと考えることに、終わりはないのだな。と気が付きました。
そう思えば、できなかった自分にイライラすることもなく、ニコニコ進んでいけそうです。
池澤
レストランとチェーン店の違いを教えて頂き、仕事のやり方にも応用出来ると思いました。
お客さんからの依頼や、上司からの指示事項に対して、レストランの対応をとるか、チェーン店の対応をとるかでは大きな違いがあると思います。
その人がやった(レストランに例えるとこの料理を作ったのはこのシェフだ)とわかるほどの成果物を残すべく、仕事に取り組むきっかけになりました。