浴衣のお話のときに、先生が「いなせなお兄さん」と仰った。
「いなせなお兄さん」そこから立ち上ってくるイメージに、クラッときます。
辞書で調べてみると、侠気、粋、男気などがキーワードで、まさに夏祭り。
いなせという言葉、素適だな。と思いました。
知ってはいたけれど、すっと口から出てこない。
私が、忘れかけていた言葉だったと思いました。

転機となった要因は、もとを辿ればどこまでも遡り、確かにここだと言える場所はわかりません。
少なくとも今の私が、誰かに出会えて、何らかの形でその関係が続くようになったのは、塾で教えていただいた、服装・姿勢・教養が大きいと思います。
知り合いになり、何気なく会話をしていて、詩や絵についての話しになったとき、相手の方が驚きながらも喜んでくださっていると、その相手の反応に、私も驚きと嬉しさを感じます。
私は、塾で教えていただいたことを、普通に受け取り、吸収しただけなのですが、それは実は、出会いの鍵となる、とても大切なことだったのだと、後から振り返って気が付きました。
教えられていることの必要性は、その時はわかりません。
今教えていただいていること、引き続き、教養や服装含め、映画・旅行・盆踊りの美しい踊り方さえも、全て巻き込んで転機となっていくのだろうと思いました。