瑶子さんが、私の数値化できない能力を、「さっぱりしている。めんどくさい女性ではないところ」と仰ってくださいましたが、自分では自分のことを、「こんなにめんどくさい女はいないと思うほどグダグダしてる」と思っています。
全然さっぱりしてないのに、そのように他の人から、少なくとも瑶子さんから見えているのかと不思議でならない。
この数値化できない能力を伸ばすというのは、ちょっと難しいと感じました。
伸ばしたい能力を自分で決めて伸ばす分には、決めれば良いだけだから簡単ですが、伸びる率を考えたときに、周りから見て「この人にはこの能力がある」という部分を自覚して伸ばしたほうが、より簡単で楽に伸びるような気がするからです。

武道というと、生延びるということではなく、美学を思ってしまうのですが、今日聞いたお話は、それ以前の純粋に命を救うということだなと思いました。
自分が生延びるためにどこまでしていいかと考えると、微妙な問題も確かに出てくるのですが、それ以前に私の場合は、それは美しくないとかいって、自分が行動しない、できない言い訳にしてしまうので、それは逃げてるだけだなって思いました。
以前映画塾でお話してくださった、千夜一夜物語のアルディンの「死んじまったらおしまいよ」ってセリフを声と共に思い出しました。

「今できることをスパスパやる」っていう表現が、とてもクリアに響きました。
スパスパという言葉が、感覚に入りやすいのかな。
小さなことを馬鹿にしないで、今できることをスパスパ行動していけば、テンションも上がって、何だか死なない気がします。