隠れ家テーブル(19)
「牡蠣の食べ比べで、素材の味の違いに目覚める。/グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」
1月8日(日)
真治
テーマを設定することより、テーマを押さえ続けることの難しいさを学びました。
エミ
牡蠣9個を9人で味わう極上の隠れ家でした。
感じ方の共有が楽しいです。
知らない土地の話が出ると、頭の中で地図を広げ旅が始まります。
最後は、ニューヨークでMOMAに行って、カフェで一休みの気分で、ブルックリンチーズケーキを食べていました。
また夢が広がりました。
佳葉
同じものを、一緒に味わうことが、共有だと思っていました。異なるものを、別々に味わうことも、共有でした。
「オイスターロックフェラー」を、相手が食べたいと思うように伝えられるか。共有は国語力でした。痛いほど国語でした。
法子
【アラカルトを制する者は、チームを制する】
過去の失敗経験から、「アラカルトのオーダーをどう仕切るか」が自分の課題だった。今回は、その時以上に難易度の高い問題だった。「トータルで、どのくらいの量をオーダーすると、皆がハッピーになるか」に加えて、「1プレートに乗っている個数から、人数を考えて、何皿オーダーすればよいのか」という計算も必要になってくるからだ。先生による「今日のテーマとオーダーの方針を告げ、鮮やかに仕切る」という、リーダーとしてのお手本を見せて頂き、大変勉強になった。実践する機会を設ける。
法子
【ワクワクが止まらない】
「ロックフェラー牡蠣ってどんなのだろう?」「ブルギニョンは何からできているのだろう」など皆で想像する。産地を思い浮かべながら、牡蠣本来の味を食べ比べ、感想を伝え合え合う。そうやって、一つひとつの牡蠣を味わう。これらのことが、こんなに楽しいとは思わなかった。おそらくどれも、ひとりではできないことだ。いっしょに味わい、共感しあえる仲間がいてこそなのだろう。そんな仲間に感謝すると共に、豊かで贅沢な時間だったなあと余韻に浸っている。
エミ
感じの良いスタッフとのやり取りを学びました。
外資系の圧のある雰囲気だと、萎縮して巻き込まれがちです。明るく、自分の意思をきちんと伝える。
感じのいいやり取りが、同席者へ安心感を与えていることに気づきました。
彰子
”牡蠣の味の違いを探る” ことに興味を持って参加したのに、店の雰囲気やメニューによって
また違う興味が湧いて軸がブレそうになりました。
あらゆることに通じる、危ない感覚です。
本当の自分の目的は何なのかを、常に確認しておくのは重要でした。
自分軸を優先した後に、色々な誘惑に乗るのは、
満足度が一層高まるのというのも確認できました。
佳葉
第1クールの生牡蠣と、第2クールのグリル牡蠣の間にピクルスとオリーブのおすすめがありました。先生が感じよく抑えてくださいました。より次を味わうことができました。第3クールのサルシッチャのリゾットは牡蠣以外です。第1第2の興奮が穏やかになり、より牡蠣が鮮明になりました。第4クールのゴルゴンゾーラとハチミツパンは、デザートの前菜でした。また気持ちがあがり、そのまま突入した第5クールでは、オレオトッピングのNYチーズケーキとアップルパイに埋もれました。ぶれずに進むとは、決めたことを、頑なに貫くことではなく、一見はずしたり、戻ったりするように見えることを切り捨てずに、同じ温度で受け入れて、進むことでした。先生が状況やメンバーを見て作戦を考えて下さったから、肌で体験できました。
佳葉
前に進むことは、まっすぐな直線でなく、いったりきたりの曲線でした。直線は自然界にないから、美しいけれど、不安になる時があります。直線の中に曲線が見える時、曲線の中に直線が見える時、心が動きます。隠れ家の後、このことが何度も浮かんできました。直線も曲線も同じ成長を目指しているはずなのに、直線は苦しくなる。曲線は楽しくなる。
曲がることを失敗と思って、曲線を信じていなかったからです。失敗は怖いことではない、失敗が足りてないことを、上書きできました。どんどん失敗します。
佳葉
二等辺三角形のチーズケーキを四等分する。
先生は、さっと斜めにナイフを入れて、ミニサイズの二等辺三角形を四つ作ってくださいました。原型の縮小は、大きなものを作るより高度な技術がいります。うっとりでした。
HONDA
めまいがしそうなアラカルトメニュー・・・攻略法は「まず枠組みを決めること」から-これを知っただけでも今日来た甲斐ありです。