隠れ家テーブル(2)『美女と野獣』スペシャル
「レストランで、非日常の冒険を体験する。/白金台ステラート」
8月1日(日)
真治
用意されたものから、少しでも完全なものへ近づけることを、冒頭から学びました。
真治
お土産にいただいた、バスクチーズケーキと岩塩の組み合わせが、絶品でした。
4つのパン
バスク地方パンプローナの友達の家に招かれたのは、30年前。 牛追い祭りを見に連れて行ってもらった。激しさで倒れそうになったのを覚えているが、チーズケーキをいただいた覚えはない。今日の隠れ家テーブルは、直径12センチワンホールのバスクチーズケーキがお土産。有り難い。ステラートの天井とオランジェリー美術館の関係について、先生から伺ったら、またパリに行きたくなった。行きたくなるということは、30年前のパリでのトラウマが、解けてきたということだろうか。トラウマ。電車内での掏摸。蚤の市からの帰り。幸い、無くなったのは財布だけだったし、別の場所に現金を持っていたので、なんとかフラットまでは帰り着いたが、もうパリには行くまいと決めたのだった。しかし今日、オランジェリーを彷彿させる天井を見て、エッフェル塔の話も伺って、かたくなだった心持ちがほぐれてきた。またパリに行きたい気持ちになれただけで、何だか嬉しい。体験は、事実にタグ付けされた感情を、上書きしてくれる可能性に満ちていて、予期せぬ流れになるから、面白い。ステラートからの帰りのエレベーターを待つ間、ウェイティングBarの一輪挿しが目に留まる。下には数十枚の、深紅のバラの花びら。家具付きフラットにあった猫足バスタブに、バラの花びら浮かべてお姫様気分に浸ったことも、なぜか昨日のことのように思い出せる。屋上で、満天の星を眺める妄想に誘われたからかもしれない。
朋子
ウェイティングバーで名刺交換をしながら、空間を無視していた自分がいました。
バーカウンター全体を眺めたものの、途中でバーテンダーさんの手の動きをじっと見てしまい、反省。
空間全体をふわーと見渡せるように意識します。
竜吾
生まれて初めてアフタヌーンティーを体験しました。
食べる順番から、スコーンの食べ方、マドラーの扱い方など、様々な体験ができ、また引き出しが増えました。
また、店内の様々なしつらえの味わい方も教えていただき、今まで食べることだけしか考えてなかった自分は勿体なかったと思いました。
一人では気づかないことが、どんどん経験しながら学べるのは楽しいです。
法子
まさしく「隠れ家テーブル」でした。外観は蔦が絡まる3階建ての洋館。しかしエレベーターに乗った瞬間、非日常の世界。バーカウンターには、一輪の真紅のバラ。周りには花びらが散りばめられている。重厚なシャンデリアとそれを支える鉄骨。赤い大きなソファに鏡の壁。掛かっている絵が斜めに見える不安定感。幾何学模様の床。非日常に囲まれ、物語の中の主人公になれる。このような場所があるとは知りませんでした。さらに体験を増やしていきます。最後には中谷先生もびっくりのサプライズ。魔法にかかったようなテーブルでした。
あつこ
タルティーヌから、上段のケーキまで。アフタヌーンティーのお皿には話題がたくさん詰まっていました。
エレベーターの扉、バーエリア、レストランと場面が変わり、映画の世界で時間を過ごしていたような気持ちです。