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隠れ家テーブル(27)
「格式のあるお部屋で、庭園を眺めながら、会話を楽しむ。/明治記念館 KINKEI」

9月3日(日)

真治

料理の注文だけでなく、食事の取り分け方、食事中の会話の回し方、食前・食後のエスコートも含めた、トータルコーディネートを学びました。

エミ

想像しなかった展開に、乗っかっていくと世界が広がりました。
素敵な場所だったからなのか。
美しい器で味わった後で、豊かな気持ちだったからなのか、会話の展開が楽しかったです。
やりたい事ができて興奮しました。

竜吾

今回は、会食で全員が満足するためにリーダーがどうコーディネートするか、先生の見本を目の前で見て驚きました。
一口カレーや、交互のデザートシェアなど、アラカルトなのにビュッフェのように何品食べたかわからないほどの満足感でした。
また、なかなかセミナーで伺う機会がない野球の話やCM作りの話などもお聞きできて、時間があっという間に感じました。
毎回のテーブルでは、臨機応変に様々なパターンで会食の正解を学べるので、毎回一つ一つ身につけて未来に活かしたいです。

佳葉

なんて先生の話はこんなに楽しいのでしょう。縄巻き地蔵の話が、好きです。弓道の3つの音も聞こえました。東京のテーブルで、全員のホームが西、私一人が東なのもよかったです。由緒ある館で、たくさん驚き、たくさん笑い、皆で時空を越えたイマーシブテーブルでした。楽しくて、1時間半も時間をオーバーしていました。

佳葉

伊藤博邦の叔父が井上馨であることに驚きました。先生の声のトーンに、要人たちの軌跡の上に立っている重みを感じました。

エミ

金鶏の間の建物が、近所の伊藤邸に移築されていた時期があったと知り驚きました。
来月にたまたま予定していた群馬の宿、金湯館も、憲法草案案を考えた場所でありました。
伊藤博文に呼ばれているようです。
勉強せずにはいられません。

佳葉

気づかないうちに心地よくなっていました。本物のエスコートでした。やってあげる、やってもらうの関係は、見えている時点で、受け身でした。相手が慮ってくれていることを感じ、委ねていくこと、返しながら一緒に空気を作っていく自発の力が必要でした。

佳葉

なぜ明治記念館のメインラウンジが金鶏なのか。気になって調べていたら、日名子実三に辿り着きました。「文化炎上碑」に軍国主義に寄り添った立場とは異なる一面を知りました。同じ頃、竹久夢二が震災画を描いていたことを知り、伊東忠太設計の東京都慰霊堂と復興記念館に行きました。美人画の視点からは語りきれない夢二の一面に出会い、切り口で見方が変わる面白さと、見る者の危うさを感じました。

佳葉

戦前の思考停止について考えていました。関東大震災後に描かれた鯰絵を見ました。自分が起こしたことではないという捉え方が、もしかして偶然を飼い慣らしていく思想に繋がっているのではないかと思いました。関東大震災の影響は、生活にも思想にも、自分が思っていた以上に大きいのかもしれません。

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