きちんとした場所で、きちんとした食事をすることで
「きちんと」を学べる。(【大人の遠足塾】小笠原伯爵邸/後編)
2019年07月14日(日)
親愛なる君に
【中谷塾 東京校ワークショップ・大人の遠足塾】の7月は、
小笠原伯爵邸の謎の地下室を案内していただいたあと、
ランチをいただきました。
中庭に面したテラス席。
かつては、ベランダとして楽しまれていたらしい。
チャペルの椅子が並んでいるのが見える。
披露宴で使われる場所に、
披露宴でもないのに食事に来るのが美学だ。
スパニッシュスタイルの建物にちなんで、
スペイン料理のコースメニュー。
ランチというより、伯爵にお招きされた午餐会。
みんなの緊張が、さらに高まって、面白い。
先程まで案内された建物だけに、余計、緊張度が上がっている。
スペイン料理は、世界で最も最先端だ。
「こんなの、初めて」というのは、当たり前なのです。
クラシカルには、モダニズムな要素がある。
この建物が建てられた昭和初期には、
モダニズムだったに違いない。
「日頃のストレスが、なくなりますね」
と、100万円ガイドのケイティが言った。
いい緊張は、ストレスを吹っ飛ばしてくれる。
「【大人の遠足塾】は、毎回、お食事会だけでもいいです」
きちんとしたところで、きちんとした食事をいただくことで、
「きちんと」を学ぶことができるのだ。
彰宏より
P.S.
8月の【大人の遠足塾】は、【増上寺】の狩野一信『五百羅漢図』と、
前川國男・坂倉準三・吉村順三設計の、
世界の文化人が集う【国際文化会館】です。