ピアノを置くと、ピアノを弾く人が現れる。
(湯布院【3】)
2018年12月31日(月)
親愛なる君に
その土地に訪れるのが、何回目かを覚えているうちは、
まだそこに行ったことにならない。
何回目か、分からなくなって、初めて
その土地に行ったと言える。
湯布院は、何回行ったか、分からない。
20年間、通っている。
にもかかわらず、行くたびに、発見がある。
発見があるということは、
自分が、新しいテーマを持っているということだ。
今回は、湯布院で美術館巡りをした。
「個人コレクションの愉しみ」(由布院 空想の森 アルテジオ)
「湯布院夢美術館 山下清原画展」
「湯布院昭和館」
「マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館」
「ノーマン・ロックウェル湯布院美術館」
「由布院駅舎」(磯崎新 設計)
「由布市ツーリストインフォメーションセンター
~YUFUiNFO(ゆふいんふぉ)」(坂茂 設計)
「由布院駅アートホール」
アートのある街に、人は集まる。
小さな美術館の見つけ方がある。
美術館っぽいところは民家で、民家っぽいところが美術館だ。
彰宏より
P.S.
音楽をテーマにした美術館「空想の森 アルテジオ」は、
展示スペースの中に、ピアノが置かれていて、生演奏をしていた。
絶妙な選曲で、展示室に生ピアノはありだなと、
東京の美術館の学芸員さんに話さないと、と思っていた。
ピアニストの足元を見ると、リュックが置かれていた。
弾いていたのは、お客さんだった。
アートのあるところに、アーティストが来るのですね。