親愛なる君に

7月の大阪校体験塾は、
旧三井家下鴨別邸と下鴨神社に行きました。

まず、旧三井家下鴨別邸に。
望楼の先に、雄大な雲が美しい。
「ふふふ、望楼を見てしまっていました」
と、田村先生が笑っている。

「雨が振りそうだから、
お庭を先に見よう」
という他のお客さんのアドバイスを頂いて、お庭を拝見。
露地から、茶室という順番に、かなっている。
下鴨神社の御手洗川からいただいた瓢箪池に、
若冲の絵のような蓮の蕾を拝見。

お座敷に上がって、まずはお軸を拝見。
三井高利ご夫妻の頂像。
解説員の人が、未央ちゃんに「三井家関係の方ですか」と
小声で質問。
お庭に見とれて、お軸を見る人がいないからだ。
その後、さらに
「何かのご視察ですか」と聞かれたそうだ。
歴史的建造物に伺う時は、
観光客の服装ではなく、正装で行くのがお作法。

糺の森を抜け、
河合神社で、鏡絵馬に各自美人画を描いて、美麗祈願。
絵を描く時は、集中できるのがいい。
下見をしてきたホップ大王は、
谷内六郎の絵を、スマホで見ながら模写。

縁結びの相生社で、連理の枝にお参り。
国宝御本殿にお参りして、
水おみくじを、御手洗川につけて、
「大吉」が浮かび上がる。
＜願い事＞案ずるより、やすく叶う。
＜恋愛＞愛情を捧げて、相手も近寄る。
空が、暗くなってきている。
着物警察体験のリベンジの美江ちゃんの着物が、
雨に当たらないように、祈願。

雨の匂いが、してきた。
木の葉が、舞った。
ふと見ると、お茶屋の「さるや」さん登場。
お店に入った途端、雷鳴轟き、車軸を流す雨が降り出す。
下鴨神社の神様が、
雷雨を待ってくださって、
雨宿りのお茶屋さんまで、用意してくださった。

葵祭に出る申餅とお茶をいただきながら、
それぞれの水おみくじを語り合う。
中吉ホップ大王「助けて吉」。
末吉ナンダ谷さん「助けられて吉」。
僕の水おみくじを見直す。
＜旅行＞行く先に、不安なし。

彰宏より

P.S.
「さるや」さんのお姉さんが、叫んだ。
「虹っ」
店先の道に、虹がかかっていた。
道に1メートルの高さの虹を見たのは、初めてだった。
お店の人ですら、初めてだった。
下鴨神社で、虹を見れたのは、最大の塾生へのプレゼントだった。
神様が、勇気をくれました。

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