親愛なる君に

「展覧会に行く時には、
予備知識を勉強していったほうがいいですか。
それとも、先入観なしに行ったほうがいいですか」
と、聞かれました。
勉強して行ったほうがいいです。

芸術は、半分は表現者、半分は鑑賞者でする共同作業です。
勉強していないと味わえないのが、芸術です。
色にも、構図にも、意味があります。
サッカーのルールを知らないと、
サッカーが楽しめないのと同じです。

「先入観があると、魅力は半減しませんか」
勉強して、魅力が半減しないのが、名作なのです。
勉強したものを生で見て、そこから鑑賞がスタートするのです。

彰宏より

P.S.
【中谷塾 セミナー・教養塾】では、今すぐ見に行けるように
開催中の展覧会の解説をするようにしてします。