親愛なる君に

「二条城さん」を後にして「三十三間堂さん」に伺いました。
「国宝浴」と書いて「こくほう・まみれ」と読みたくなります。
本堂が、国宝。
御本尊の千手観音坐像が、国宝。
1001体の千手観音立像が、国宝。
木造風・神雷神像が、国宝。
木造二十八部衆立像が、国宝。
国宝に袋だたきされている状態です。
僕の中では、映画『宮本武蔵/二刀流開眼』の中の中村錦之助・武蔵と
平幹二朗・吉岡伝七郎との決闘の名場面の場所です。
千手観音立像の中では、
御本尊の背で、１人だけ反対側を向いている観音様が好きです。
二十八部衆の中では、
１人だけ、普通のおっちゃんが交じったような婆藪(ばすう)仙人が好きです。
火災の時に、運び出すというのも、
これだけ大所帯になると、さぞかし大変だったと思われます。
太陽を浴びて輝く姿が、浮かびました。
反復好きの僕は、反復の快感に酔いしれました。

彰宏より

P.S.
さすが国宝にしかないパワーがありますね。