• 大
  • 中
  • 小

中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

ホーム | レター

レター

中谷彰宏からの今日のメッセージ

戻る

天才は、師匠と自然の2つの手本を持つ。
(「円山応挙」)

2016年12月17日(土)

親愛なる君に

円山応挙」(根津美術館)を見てきました。

下書き帳が、圧巻でした。
応挙は、下書き・清書・本画の3段階で描きました。
清書で終わりではないのです。
清書の後に、本画がまだあるのです。
その都度、大胆に変換していきました。
だから、リアルで、美しいのです。
リアルだけでは、生命感もなく、美しくもならないのです。
応挙は、手本を重んじる狩野派で学び、
お手本となる中国絵画の模写で学びました。
師匠と自然という2つのお手本を持って、
天才・応挙が生まれたのです。

小学6年間通った花尾書道塾が、模写に厳しかったのが、
ありがたいことでした。

彰宏より

P.S.
閉館ぎりぎりの鑑賞の後、夕暮れの紅葉のお庭も、格別でした。

pagetop