白い梅は、雨の日に、日本画になる。
(【大人の遠足塾】三渓園編・中編)
2019年03月10日(日)
親愛なる君に
三渓園の【大人の遠足塾】は、朝から雨。
ところが、参加したみんなは、ニコニコ。
雨の日のデートは恋になり、
雨の日の遠足は、見たことがない世界に連れて行ってくれる。
「笹が、雨に濡れて、きれい」と清美ちゃんが発見。
一面のクマザサが、雨に濡れて、縁取りが金色に輝いて、
琳派の絵を彷彿(ほうふつ)とさせる。
「梅が、満開で良かったですね」
三渓園のスタッフの人に言われて、
「五分咲きですか」と言いそうになっていた真ちゃんが、
「(言わなくてセーフ)満開で、ラッキーです」。
梅の満開は、桜の満開と違って、控えめであることを学ぶ。
三渓園の梅は、白。
雨の中に、白が映える。
晴れていたら、この白は、見ることができなかった。
梅は、雨の日に限る。
日本画の中に、入り込んでしまった。
三渓翁が、雨を降らせてくれたに違いない。
彰宏より
P.S.
雨の日は、植物や歴史的な建物の香りに包まれる。
ますます、タイムスリップ気分が味わえた。
そろそろ、お腹が空いてきた。
【大人の遠足塾】恒例のお食事は、
明日の【中谷彰宏レター】で。
また、タイチョウに一波乱。