祖父母や両親が触ったものに、触ることができるのがホテルだ。
(【大人の遠足塾】東京ステーションホテル・岡泉幹雄さん)
2017年01月14日(土)
親愛なる君に
【東京校ワークショップ・大人の遠足塾】で、
東京ステーションギャラリーの次に訪れたのは、
東京ステーションホテル。
こちらも、総支配人室シニアマネージャーの岡泉幹雄さんに、
じきじきご案内の国賓待遇になりました。
ホテルに入って、まず驚かされたのは、その静寂さです。
あの東京駅の中にあるホテルであることを忘れてしまうくらいです。
この静寂を求めて、
丸の内の一流企業の会長さんが、熟睡するために滞在されるそうです。
宿泊者しか入ることができない、
朝食のためだけのゲストラウンジ「アトリウム」。
ホテルのあちこちに、100年前の東京駅の遺構が残されてます。
「遠慮なく、触ってください」
岡泉さんが、胸を張ってこう言いました。
もちろん、レプリカではなく、本物です。
やがて、国宝、世界遺産になる物です。
さっきまで、ステーションギャラリーで、あれだけ凄さを知らされただけに、
「触って」と言われても、ドキドキします。
「ホテルは、鑑賞する場所ではなく、使って味わう場所です」
祖父母や両親が、触ったかもしれない煉瓦に触る。
子供や孫が、触るかもしれない煉瓦に触る。
彰宏より
P.S.
1日で、盛岡・仙台・福島の3か所をめぐるツアーの時(2009年)にも、
岡泉さんは、参加してくださいました。
ふだん温厚な岡泉さんは、
ホテルの話になると、松岡修造さんになります。