稲川さんの怪談は、お話とお話の間がいい。
(稲川淳二さん ミステリー ナイト ツアー2015)
2015年08月26日(水)
親愛なる君に
稲川淳二さんの
『ミステリー ナイト ツアー2015』@赤坂BLITZに行ってきました。
僕は、稲川さんの怪談の話と話の間が好きです。
ひとつの話が終わる。
しばらく、余韻を味わう。
不思議なことって、あるんだなって。
決して「キャーッ」という終わり方ではない。
しばらく、その物語の世界に魂が連れて行かれているので、
すぐには戻って来れない。
ふわりと、我に帰る。
そして、おもむろに、次の話に入っていく。
稲川さんと聴き手である観客が、
オーケストラの楽器のように、呼吸を整える優しい時間が好きです。
彰宏より
P.S.
今回のお話では、「ふすまの物語」が泣けました。
泣ける怪談って、いいですね。