親愛なる君に

４月の【中谷塾 東京校ワークショップ・大人の遠足塾】は、
夜桜を見ようと思っていたけれど、
暖かくて桜が早く散ってしまったので、コース変更しました。
これが、予定未定ツアーならではの醍醐味(だいごみ)です。

「今まで、何度もこの前を通っていたのに、
こんなところがあるなんて、知らなかった」
と真ちゃんが言いました。
まさに、それが【大人の遠足塾】の狙いです。
東京中央郵便局をリニューアルした【KITTE】ビルの６階に行きました。
６階に芝生があって、出ることができるというのは、
意外に知られていません。
丸の内南口の６階から見下ろす東京駅は、全く新しい景色です。

４階の旧東京中央郵便局長室を見学したあと、
２階、３階の学術文化総合ミュージアム【インターメディアテク】へ。
東京駅界隈の喧騒の中に、こんなに静かな文化の世界があったことを
知ってもらいたかった。
ここの面白さは、モザイクのようにランダムに並んだ企画に、
順路がないことです。
「迷子」と「見逃し」こそが、ミュージアムの楽しみ方です。
【大人の遠足塾】での説明は、５段階の２にとどめています。
あとは、各自の教養と感性で、どれだけ刺激を得ることができるかです。

僕のベスト７。
【１】【池田長発のEXILEっぽい写真】
【２】【大阪で発見された7.6メートルのマチカネワニ】
【３】【人類最初のデザインである175万年前のエチオピアの握斧】
【４】【ギメ・ルームの透過ガラス黎明期の展示ケース】
【５】【東京駅と連動する八角形の柱】
【６】【エイジングでしか出せない80年前の昭和初期の木製什器】
【７】【東大医学部内科講堂に代々飾られていた医家の肖像群のたたずまい】
みんなは、何を見つけたかな。

彰宏より

P.S.
みんなが見逃したあと、さらにその日、【東京校】の授業でやった
実物を見学に。
明日の【中谷彰宏レター】に続く。