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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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中谷彰宏からの今日のメッセージ

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作品は、ホームの美術館でしか分からない味わいがある。
【大人の遠足塾】ホキ美術館

2019年10月08日(火)

親愛なる君に

中谷塾 東京校ワークショップ大人の遠足塾】の9月は、
写実絵画の世界最高峰の美術館【ホキ美術館】。
土気(とけ)の駅から、ケイティが
「住んでいたウインブルドンに似ている」と既に興奮状態。
写実絵画は特に、実物を見ないと伝わらない迫力がある。
この写実作品が、こんなに小さいサイズで
実現しているのかということにも驚かされる。
一口に、写実と言っても、いろんな写実があることが分かる。
西洋の写実が、光と背景の奥行きで物語を描くのに対し、
日本の写実は、光と背景の奥行きのなさで、物語を排除する。
背景に奥行きがないのに、リアルというのが、
絵巻物から『おじゃまんが山田くん』までに通じる日本の美意識。

何よりも、美術館の建物自身が、最高の美術作品になっている。
額を吊るすピクチャーレールがないことで、不思議な感覚になる。
個々にある作品は、ここで見ることによって、精彩を放つ。
「美術館での先生は、教室のときの表情よりも優しい」
と、ケイティが、またもや笑いが止まらない。
ここは比較的、僕がギャラリートークをしても、
「お静かに」と言われないのがいい。

お気に入りの1枚のポストカードをプレゼント。
その後は、イタリアンレストラン「はなう」でランチ。
プリフィックス・コースメニューで、メインは各自6品から選ぶ。
僕は、創業者の保木さんのお気に入りのハヤシライス。

彰宏より

P.S.
往復の電車は、何が早くて便利かを、タイチョウが教えてくれる。
その説明が、いつになく分かりやすい。
帰りの電車の中の興奮冷めやらぬ会話も、楽しんでいた。
これも、【大人の遠足塾】の楽しみ。
これで、どんどん遠出できる。
【東京校ワークショップ・大人の遠足塾】の11月は、
明治学院大のインブリー館・清泉女子大の旧島津公爵邸・原美術館」へ。

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