しているときは何の役に立つのか分からない教養の勉強が、
あとで一番役に立つ。
2019年11月19日(火)
親愛なる君に
「勉強することがたくさんあって、
何から始めればいいですか」
と、聞かれました。
教養の勉強からです。
「時間が、かかりますね」
時間がかかります。
時間がかかるものから先に始めるのが、
時間の使い方の鉄則です。
歯を磨いて(3分)から、お風呂を入れる(10分)と、13分。
お風呂を入れ始めてから、歯を磨くと、10分です。
早稲田大学の演劇科時代、
映像を目指す学生も、演劇を学ぶことが必修でした。
当時は、映画だけを勉強したかったのが本音でした。
いま思うと、演劇を勉強していて、よかったです。
西洋は、ギリシャ悲劇からフランス古典演劇、シェークスピア、
現代不条理演劇。
日本は、伎楽・能・狂言・歌舞伎・文楽。
しかも、河竹登志夫先生や鳥越文蔵先生、内山美樹子先生など、
簡単に会うことができない先生に、生で教わっていた4年間でした。
ありがたみが分かっていませんでした。
教養の勉強は、勉強しているときに、ありがたみが分からないのです。
このときの蓄積が、今日、いかに役立っているか、
計り知れません。
教養は、人生において、すべてのベースになります。
彰宏より
P.S.
【中谷塾 セミナー】で、教養の授業に力を入れるのは、
教養のありがたみを、反省込みで感じているからです。