未来の食材は、伝統的な食材の中にある。
(半兵衛麸社長・玉置万美さん)
2019年12月20日(金)
親愛なる君に
研修がキッカケで、
半兵衛麸(はんべえふ)さんのお辨當箱博物館に
案内していただきました。
半兵衛麸さんは、330年続く「しにせ」として、
食文化を受け継いでこられています。
前から本で読んでいた名品の実物に、出会いました。
夏に川床で棋士を招いて、将棋を指した後、
将棋盤を開けると、中からお弁当が出てくるというサプライズの趣向。
関西人のサプライズ趣味が表れている。
戦のお弁当箱は、
敵将の首を入れるのにちょうどいいサイズになっている。
ここに、武将の心意気がある。
商品の配達用の箱は、少しずつ大きさが小さくしてあって、
配達の後は、コンパクトに収納する商人のダンドリ精神。
石田梅岩の心学の精神も、脈々と伝えられている。
11代目オーナーの玉置万美さんは、
以前から中谷本を読んでいただいていたとのことでした。
万美さん著『京都 半兵衛麸のやさしいお麸レシピ』を読むと、
お麸が昔からある未来の食材であることを気付かされます。
未来の食材は、昔の食材の中にあるんですね。
彰宏より
P.S.
万美さんから生麸づくしを送っていただいて、
食文化を味わいました。