未知の凄い世界が、いつも行ってるそばにある。
(2月大阪校遠足塾in妙法院・智積院・養源院)
2020年03月05日(木)
親愛なる君に
フォーシーズンズホテル京都で、
N’sテーブルを楽しんだ後、京都東山の大御所めぐり。
まずは、後白河法皇が院政でしきった<妙法院>。
遠足の楽しみは、いつもそばまで行ってるのに、
素通りしているところに行くことです。
京博・三十三間堂は行くのに、妙法院はスルーしがち。
京博も三十三間堂も、元はと言えば、妙法院の敷地。
梅が満開。桜のように、びっしりならないのが、品格がある。
次は、秀吉の<智積院>。
長谷川等伯・久蔵親子の<楓図・桜図>を見ながら、解説。
狩野派に対抗して勢力を伸ばした等伯が、
堺の日蓮宗ネットワークを通して、
利休・大徳寺という改革グループを形成していく物語を、語る。
等伯出身の七尾は、僕の実家の染物屋で取引があった。
利休好みの池庭に向かって座ると、水の音で、
温泉に入っている気分になった。
最後は、淀君が父・浅井長政供養のために建てた<養源院>。
伏見城の戦いで、自刃した鳥居元忠家臣団の切腹の血がこびりついた
床が、こんなにリアルに残っているとは生々しかった。
手のひらの形が、あちらにもこちらにも、くっきり残っている。
真ちゃんが、見つけるのが速くて、驚いた。
ミイラ展が続いている気分だった。
左甚五郎の鶯張廊下を抜け、俵屋宗達の杉戸絵、襖絵を
カセット&生解説で味わう。
美江ちゃんが、カセットの解説にずっと笑っている。
宗達の実物は、まもなく収蔵になって、
レプリカ展示になるにちがいない。
大物は、地霊のある所に住みます。
「京博・三十三間堂以外、スルーしてました」
と、ホップ大王が反省しました。
会社から歩いてきた高木くんは、こちらも終始きょとん。
「勉強のスタートラインに立てました」
彰宏より
P.S.
解散後、各自、京都の展覧会に散らばりました。
僕は、京博へ。
京博は、大きな企画展がない小企画展集が僕のお気に入りです。
なんと、520円。申し訳ない。
大行列だった<法然上人絵伝>が、すいすい。
お雛様、狛犬、型染、松本コレクション、画家のスケッチノート、
化粧道具など、学芸員のこだわりの逸品を拝見。
しめは、美術館「えき」KYOTOのanan展を観に行ったら、来月で
ちびまる子ちゃん展だったので、もちろん観ました。
P.S.2
3月の大阪校遠足塾は、「南禅寺・永観堂・野村美術館編」。
◆3月15日(日)14時~16時
【大阪校ワークショップ・大人の遠足塾】(20)
「京都の富豪別荘地の美に触れる。/南禅寺・永観堂・野村美術館編」