親愛なる君に

「苦手な人と、どうしても一緒にいなければならない時、
どうすればいいですか」
と、相談されました。
確かに、仕事やおつきあいがあると、断れないのが大人の世界です。
「この人と、かかわりあいを持ちたくないな」
と感じたら、相手との間に、扇子を壁がわりに置くのです。
扇子が、結界になってくれて、遮断してくれます。
「そんなことをして、相手に失礼に思われませんか」
大丈夫です。
ペンでは、バレてしまいますが、
目上に人への敬意として、扇子を前において、一歩下がるのが、
正式な作法です。

彰宏より

P.S.
毎年の扇子を実用兼コレクションしている人のために、
直筆扇子２０２０、できました。
直筆扇子2020「スイスイ目高」 (名前入り)の言葉は、
「透明人間のように」。
扇子は、相手と離れることもできれば、
相手と近づくこともできる魔法の道具です。
直筆扇子2020「わくわく桔梗」 (名前入り)の言葉は、
「物語を聞かせて」です。