目的地より、「ぶらり」が贅沢。「ごろり」はもっと贅沢。
(東京校体験塾in山本亭・後編)
2020年06月13日(土)
親愛なる君に
「名庭園は、行くまでに時間がかかるか、予約が取れない」
と、残念がっている人のためにあるのが「山本亭」です。
外国人が選ぶ日本庭園で、最多3位に輝いている名庭園です。
「そのうち、遠足も、どこかに行くんじゃなくて、
ぶらりと歩くだけに進化するかもね」
というと、「いいですね」とみんなが笑っていました。
ところが、自粛の後は、進化します。
「ぶらり」ではなく、「ごろり」になってしまいました。
山本栄之助の住居の畳の上で、
風に吹かれながら、冷やしぜんざいと冷やし抹茶を頂きました。
感染対策で開け放たれていることもあって、
江戸川からの心地いい風が通ります。
風鈴が鳴り、蚊取り線香の香りが漂います。
「おじいちゃんの家に来た懐かしさ」という選評は、
これだったのです。
サブトンを折りたたんで、お昼寝をするところでした。
「これは、どこかで見たことがあるアングルだ」と感じました。
さっき見た、「寅さん映画」のローアングルでした。
山田洋次監督が、ローアングルにしたのは、
観客が、「とらや」の家族の一員の目線になれることだったのです。
寝転がるギリギリの姿勢で話していると、
いつも教室で、授業をしているのとは違う感覚でした。
彰宏より
P.S.
遠足塾から、体験塾になって、
「ぶらり」は「ごろり」に進化しました。
次回、東京は、7月5日(日)。場所は、まだ内緒です。
また、体験塾が楽しみになってきました。
◆【中谷塾】ワークショップ