建物には、物語が染み付いている。
(ナカタニズ・テーブル東京in鎌倉・古我邸)
2020年07月15日(水)
親愛なる君に
「どんなレストランが、好きですか」
と、聞かれました。
映画のワンシーンに出てくるような邸宅レストランが好きです。
そこには、物語があります。
8月2日(日)のナカタニズ・テーブル東京は、
鎌倉3大洋館の一つ・古我邸。、
104年の歴史を持ち、最近まで非公開でした。
最初、ラッグジュアリー雑誌「PAVONE」のパーティーで伺った時、
正門の所で、雷が聴こえました。
なだらかなスロープを上ったところに、お屋敷がある。
映画では、その屋敷に入ると、急に嵐が来て、
一晩を明かすことになり、怪事件が起こると相場が決まっている。
そんなお屋敷です。
施主は、岩崎久弥の家庭教師、エール大学院卒で、三菱専務になった荘清次郎。
設計は、静嘉堂文庫を設計した桜井小太郎。
浜口雄幸・近衛文麿・GHQが邸宅としました。
日本初のカーレーサー古我信夫の白いホンダS600も置かれています。
岩盤を掘ったワンセラーも、映画的。
建物が、隠し味になるフレンチを味わいます。
彰宏より
P.S.
嵐が来て、帰れなくなるのも、また楽しい。
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