• 大
  • 中
  • 小

中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

ホーム | レター

レター

中谷彰宏からの今日のメッセージ

戻る

観光コースではなく、美術コースを集中的に味わう。
8月東京校体験塾in鎌倉

2020年08月07日(金)

親愛なる君に

8月の東京校体験塾は、東の文化的別荘地・鎌倉。
旅行の方法に、2通りあります。
まず、有名な所を回るコースと、
場所を絞って味わうコース。
体験塾では、よりレベルの高い「味わうコース」にしました。
鎌倉文学館のある西の方を、次回以降のお楽しみにして、
まずは、美術館を攻めました。

「古我邸」に行く前に、
地元の公立名門小学校の御成小学校(通称。なり小)に寄りました。
元・御用邸で、校門の冠木門に、小学校の先生の法子ちゃんが驚く。
開運方位学担当役員のタイチョウが、
冒頭からパワースポットと興奮している。
「古我邸」のあと、「川喜田映画記念館」へ。
就活の時、博報堂以外で唯一内定をもらったのが、
川喜田よしこさんが社長の東宝東和でした。
よしこさんには、生前、試写室で山崎剛太郎先生に
紹介していただいたことがあります。
ひょっとしたら、東宝東和に入社している人生もあったと、
妄想しました。
前に、記念館に訪れた時、ちょうど16時過ぎで入れず、
二度目のトライで入れました。
お庭の奥には、旧・和辻哲郎邸も眺めることができました。

「鎌倉文華館」では、坂倉準三のルコルビュジエ建築を味わいながら、
「雪洞1938ー2017」展。
雪洞に、あの人もこの人も、書いています。
鎌倉は、ただの高級別荘地ではなく、
300人を超える文豪の住むパワースポットだったことがわかります。

「鎌倉国宝館」は、鎌倉にある名刹の仏像が、これでもかと並んでいます。
東博で企画展をしたら、予約が取れない展覧会になるものがギューギュー。
今回の僕のイチオシは<十二神将の寅像>。
パットラインを探すキャディーさんに見えてしまったら、
それにしか見えません。
土門さんも、同意見。

小町通りの喧騒を、一本路地に入ると、静か。
「鏑木清方記念美術館」は、アプローチの動線が好きです。
まるで、お茶室に向かう結界のようです。
みんなに好きな絵葉書を選んでもらって、プレゼント。
この瞬間が、一番、みんなが真剣に眺めています。
僕は、「浴衣美人」の下絵を選びました。
下絵に、清方の愛情を感じました。

しめは、昭和の老舗「イワタコーヒー」で、
名物ホットケーキ。
ジョン・レノンがオノ・ヨーコさんと来た名店です。
「帰りに見たら、ホットケーキ、売り切れでした」
と、桂子ちゃんが、ニンマリしてました。

彰宏より

P.S.
「鎌倉を、なめておりました」
と、通訳ガイドで何度も来ている桂子ちゃんが笑っていました。
次回の東京校体験塾は、9月6日(日)。
場所は、選考中。
「どこでもいいので、申し込んでいいですか」
それが、一番ですね。

【中谷塾】ワークショップ

pagetop