親愛なる君に

９月の東京校体験塾は、小田原の「江之浦測候所」。
京セラ美術館ガラスの茶室「聞鳥庵」の現代アーティスト・杉本博司さんが、
「持っている現金を、全部、好きなものを買って使い切る」
というコンセプトで、好きなものを集めた私設美術館。
「足りなくなったら、ここで写真を撮って、元手を作る」
言葉に、喧嘩腰の端切れがあるのは、江戸っ子のDNA。
「５０００年後の遺跡を作る」
古代人が見ていた風景である水平線を探して、
この土地から見つけた。
水平線の写真は、U2のボノがジャケットに使った。
使用権は、音楽使用権と交換。
この発想は、ニューヨークで古美術商をしていた所から来ている。
とにかく、こんなものをどうやって手に入れるのかというものだらけ。
＜法隆寺の礎石＞
＜本物の古墳の石＞
＜本物の石棺の蓋＞
＜旧・根津美術館の正門＞これは、物々交換。
＜渡月橋の礎石＞これは、川底から発掘。
茶室＜雨聴天＞は、元その土地にあったミカン小屋の屋根。
ダジャレ好きは、落語家だったお父さんのDNA。
趣味をするのは、命がけだという江戸っ子の心意気に満ちている。

彰宏より

P.S.
「送迎バスも、楽しみ」
と、即ポチリで申し込んだ岩田真治＆エミ夫妻が、笑っていた。
カルティエ展の展示から、誘われていたね。

◆【中谷塾】ワークショップ